「14年88日ぶり」ツアー最長ブランクVへ 36歳・女子ゴルフ木戸愛が首位2打差猛追、ファンも熱視線「明日頑張ってよ!」
国内女子ゴルフツアーの富士通レディース第3日が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C(6717ヤード、パー72)で開催された。21位で出た木戸愛(日本ケアサプライ)は、6バーディー、ボギーなしの66で回って通算10アンダー。首位に2打差の5位につけた。今季3度2位の木戸は、2012年7月22日サマンサタバサレディース以来14年88日ぶりでツアー最長ブランク優勝となる2勝目を目指し、残り18ホールに懸ける。

富士通レディース第3日
国内女子ゴルフツアーの富士通レディース第3日が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C(6717ヤード、パー72)で開催された。21位で出た木戸愛(日本ケアサプライ)は、6バーディー、ボギーなしの66で回って通算10アンダー。首位に2打差の5位につけた。今季3度2位の木戸は、2012年7月22日サマンサタバサレディース以来14年88日ぶりでツアー最長ブランク優勝となる2勝目を目指し、残り18ホールに懸ける。
最終18番パー4をパーで終えると、ギャラリーから木戸に声援が飛んだ。
「木戸さん、明日頑張ってよ!」
その声は、大勢のゴルフファンが思っていることだった。昨年7月の資生堂・JAL レディスオープンにプレーオフに進出してからは、木戸が優勝争いに絡むことは珍しくなくなった。以降5度目の2位で「あと一歩」が続いている。
今月に入ると、日本女子オープンの決勝ラウンドで81、77と大たたきをした。「ショックだった」が、翌週のスタンレーレディスホンダ初日では67をマーク。自力での復調に成功した。
今大会は初日71、第2日69で予選を通過し、この日のビッグスコアにつなげた。
「今日は本当に長いバーディパットが決まってくれたのが、いいスコアにつながったなと思います」
言葉通り、前半の7番パー5では9メートル、8番パー3では12メートルのバーディーパットを決め、12番パー4ではバンカーからチップインバーディーも記録している。幸運もあったが、メリハリもつけていた。
「100ヤード以内はピンを狙いましたが、グリーンも硬くなってきていたので攻めるところ、守るところは決めていました。例えば13番パー3とかは、もうエッジのすぐのところにピンが切られていたので、安全なところを狙って打ちました」
それもピン5メートルの「上りが残るライン」につけ、バーディーを奪っている。
パッティング自体の調子もいい。テンポ85に設定したメトロノームを使った練習の効果もあり、「ラインの読みとタッチのフィーリングが合っています」と話している。
3日間で奪ったバーディーは14個。1ラウンド平均バーディー数「3.3478」は、24年の3.0582個を上回るキャリアハイのペースだ。
木戸が勝てる条件はそろっているように見えるが、最終日への意気込みを問われると「しっかりと自分のゴルフをやり切りたいなと思います」と言うに留めた。
一方、水害で大きなダメージを受けたコースをスタッフ、関係者が懸命に整備し、大会が開かれていることを問われると、心からの感謝を口にした。
「すごいと思います。グリーン、コース全体が本当にきれいです。ここまでにするには大変だったと思います。明日も感謝の気持ちを持ってプレーしたいです」
千葉には、師匠の尾崎将司さん(享年78)が残したジャンボ邸もあり、木戸は今も練習で訪れることがある。36歳の木戸は期待を背に、感謝を胸に、縁のある千葉で全力を尽くす。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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