撮影OKで「逆に気持ち良くプレー」 女子ゴルフ26歳・青木香奈子が苦戦抜け出す5位発進
国内女子ゴルフツアーの今季メジャー第4戦・日本女子オープン初日が1日、兵庫・宝塚GC旧C(6185ヤード、パー70)で開催された。26歳でプロ2年目の青木香奈子(マイナビ)が、6バーディー、3ボギーの67で回って3アンダーとし、首位に3打差の5位で発進した。契約スポンサー11社の人気プロだが、レギュラーツアーでは苦戦続き。その状況下、1年ぶりにパッティングのグリップを替え、アマチュア時代を含めて初出場の今大会でツアー自己ベストスコアタイをマークした。

日本女子オープン初日
国内女子ゴルフツアーの今季メジャー第4戦・日本女子オープン初日が1日、兵庫・宝塚GC旧C(6185ヤード、パー70)で開催された。26歳でプロ2年目の青木香奈子(マイナビ)が、6バーディー、3ボギーの67で回って3アンダーとし、首位に3打差の5位で発進した。契約スポンサー11社の人気プロだが、レギュラーツアーでは苦戦続き。その状況下、1年ぶりにパッティングのグリップを替え、アマチュア時代を含めて初出場の今大会でツアー自己ベストスコアタイをマークした。
青木は開口一番で「パッティングが良かったです。読みと(ストロークが)マッチしたかと思っています」と言った。
前週出場したステップ・アップ・ツアーの2026 中国新聞ちゅーピーレディースカップでは、最後まで優勝争いを演じて3位。この試合で掴んだ「グリップのいい感覚」を継続していた。
青木いわく「そこで1年ぶりに試した」のが、クロウグリップ(右手の親指と人差し指でグリップを挟む握り方)だった。昨季もこのグリップで臨んだ同ツアーの大王海運レディスオープンで優勝を飾っている。
クロウグリップの利点は「右手を添えるような形になるため、手首のこねる動きが抑えられ、フェース面を常にターゲットに対してスクエア(真っ直ぐ)に保ちやすくなる」だが、青木はそれを再び生かせるようになっていた。
もう一つの変化は「構えたらすぐに打つ」の実践だった。
「テレビで男子プロがこれをやっているのを見て、自分が考え過ぎていることに気づきました。実際にやってみると、ショットも気持ち良く打てるようになってきました」
青木は6度目の挑戦でプロテストに合格した苦労人だが、持ち前の明るさと華やかな容姿で瞬く間に人気プロになった。一方でレギュラーツアーでは結果を出せず、今季の17試合出場で予選通過は4試合のみ。応援してくれるファン、スポンサーに対して「早く結果を出して応えたい」という思いとのジレンマに苦しんできた。だが、ここに来てようやく光が見えてきた。
今大会は主催の日本ゴルフ協会(JGA)の判断で、「無音シャッターの設定があれば、スマートフォンでの撮影(動画を含む)はOK」となった。その効果もあり、この日は日本女子オープン過去5年で最も多い初日観客数5944人。青木も撮られることを前向きにとらえていた。
「ちょっと不安はあったんですけど、カメラがあることで逆に気持ち良く打てた場面もありました。『いいところ見せられて最高』って思っています」
ウェアはパンツルックを好む青木には、珍しいスカート姿。契約メーカーからのリクエストで着こなし、観客からは「かわいい」「足がきれい」の歓声も浴びていた。残り3日。調子を上げてきた青木は「楽しく、シンプルに構えてから速く打つっていうことだけを考えていきたいです」と言い、前を向いた。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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