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村竹ラシッドに何が起きた 10台のうち9台倒し…敗因は中盤、銀メダル後に挙げた「技術的な一番の反省点」

愛知・名古屋アジア大会の陸上は27日、パロマ瑞穂スタジアムで男子110メートル決勝が行われ、東京世界陸上5位の日本記録保持者・村竹ラシッド(JAL)は13秒29で銀メダルだった。

惜しくも銀メダルに終わった村竹ラシッド(右)【写真:ロイター】
惜しくも銀メダルに終わった村竹ラシッド(右)【写真:ロイター】

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 愛知・名古屋アジア大会

 愛知・名古屋アジア大会の陸上は27日、パロマ瑞穂スタジアムで男子110メートル決勝が行われ、東京世界陸上5位の日本記録保持者・村竹ラシッド(JAL)は13秒29で銀メダルだった。

 まさかの展開となった。村竹は1台目からハードルを倒し、リズムに乗れず。9台連続で倒し、陳円将(中国)に0秒14競り負けた。

 レース直後のテレビインタビュー。まだ整理がつかない様子で「うーん……予選の時ほど思ったより力が入らなくて、ちょっと焦っちゃいましたね」と第一声を口にした。「雨は別に特になんも気にしてはなかったけど、結果は結果だけに悔やまれますね」と肩を落とし、笑顔はなかった。

 昨年の東京世界陸上はメダルを目指しながら5位。「何が足りなかったんだろう……」とテレビカメラの前でむせび泣いた。

「去年は悔しい想いをしたので、雪辱を晴らすべく、今年はレースパターンを変えたり、いろんなことを試行錯誤したけど、全然うまくいなかくて、今日まで引きずってしまったところがある。調子が上向かない中でこの場に立てたことは褒めたいけど……やっぱり、金取りたかったですね」

 そして、時間を置いてミックスゾーンで改めてレースを振り返った。

「アップの時から力が全然入らなくて、昨日の方が調子良かったかなという風にも思いましたし、走っている中でも加速したい中盤のところで、ちょっとハードルに良くない当て方をしてバランス崩して、そこで隣の選手に行かれてしまった。そこが技術的な一番の反省点かなと思います」

 調子が良くなかった原因は「分からないです、正直」と話した。悔しさが残った今シーズンの集大成。自分の弱さと向き合い、課題を見つめ直した。「技術とか競技力とかじゃなくて、精神的なところで成長できた。結果は良くなかったけど絶対に無駄にしたくない1年になった」と語った。

 来年は北京で世界陸上がある。金メダルを獲得した陳円将の地元。「相手のホームで荒らしてやろうかなと思ってますけど(笑)、今はちょっとゆっくり休みたい」。いったん体を休め、逆襲を期す。

(取材=寺田 辰朗 / 構成=THE ANSWER編集部)


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