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女子ゴルフ桑木逆転V、スピーチにさりげない優しさ…キャディー感涙 2人で掴んだ全英後初の歓喜

国内女子ゴルフツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日が27日、宮城・利府GC(6600ヤード、パー72)で開催された。2位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)が7バーディー、3ボギーの68で回って通算12アンダーとし、今季3勝目、ツアー通算6勝目を飾った。

桑木志帆【写真:スポーツ報知/アフロ】
桑木志帆【写真:スポーツ報知/アフロ】

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日

 国内女子ゴルフツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日が27日、宮城・利府GC(6600ヤード、パー72)で開催された。2位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)が7バーディー、3ボギーの68で回って通算12アンダーとし、今季3勝目、ツアー通算6勝目を飾った。

 桑木は8月に全英女子オープンで日本女子7人目(8度目)の海外メジャー制覇を達成。快挙後の勝利は初で、1位で独走中のメルセデス・ランキングでも2位との差をさらに広げ、初の年間女王へ大きく前進した。そして、優勝スピーチではさりげない「優しさ」も見せていた。

 ◇ ◇ ◇

 1打差の2位から出た桑木は、スタートの1番パー4から4連続バーディーをゲット。同じ最終組の福山恵梨を抜き去り、単独首位に躍り出た。だが、その後は3ボギーで失速。一時は3位に後退した。

 後半も我慢のゴルフが続いたが、14番パー5のバーディーで福山に並んで再びトップに返り咲き、16番パー4で5メートル、17番パー4で2メートルのパットを沈めて連続バーディー。通算12アンダーで抜け出し、最終18番パー5では1.5メートルのパーパットを決めて右手を高く上げた。

 苦しみながらも、勝負所で力を発揮する横綱相撲。優勝スピーチでは「全英から帰ってきて、なかなか勝利を挙げることはできなかったのですが、ここ宮城で勝ち切れたことはさらに自信になりました」と言葉をかみしめた。

 そして、「長谷部キャディーと優勝を挙げられたのもすごくうれしいなと思います。来週からもメジャーやたくさん大会があるので、結果を残せるように頑張ります」と付け加えた。

 今大会、桑木を支えた長谷部久美キャディーは、桑木が全英女子オープンを制した後の凱旋試合・NEC軽井沢72ゴルフでも桑木のバッグを担いでいる。同大会で桑木は「海外メジャー優勝者」の重圧から本来の力を発揮できなかったが、長谷部キャディーのサポートもあってギリギリで予選を通過。その知らせが入った時は、練習グリーン上で抱き合って歓喜していた。

 その経緯もあってのスピーチ。表彰式を見守っていた長谷部キャディーは、桑木のさりげない優しさと気遣いに感激して涙をこぼしていた。

 そんな強さと優しさを見せた23歳は、今大会で賞金1260万円と200ポイントを獲得。独走中のメルセデス・ランキングでは計2703.18ポイントに伸ばし、2位で1970.05ポイントの佐久間朱莉との差を733.13に広げた。今季は残り9戦。桑木が初の年間女王へ大きく前進した。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


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