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アジア大会、男子マラソン山下一貴が金メダル! 日本勢8年ぶりの快挙、人の良さ滲む“謝罪Vインタ”「(声援に)反応する余裕なくて申し訳ない」

愛知・名古屋アジア大会の男子マラソンが26日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場発着で行われ、2023年世界選手権代表の29歳・山下一貴(三菱重工)が2時間10分49秒で金メダルを獲得した。日本勢では2018年ジャカルタ大会の井上大仁以来の快挙となった。

優勝した山下一貴【写真:奥井隆史】
優勝した山下一貴【写真:奥井隆史】

愛知・名古屋アジア大会

 愛知・名古屋アジア大会の男子マラソンが26日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場発着で行われ、2023年世界選手権代表の29歳・山下一貴(三菱重工)が2時間10分49秒で金メダルを獲得した。日本勢では2018年ジャカルタ大会の井上大仁以来の快挙となった。

 レース前は小雨。気温22度、湿度89%という条件下で19人によって争われたレースは、最初の5キロを先頭の豊配友(中国)が15分27秒で通過。山下も集団の2~3番手につけ、日本歴代4位2時間5分16秒の記録を持つ吉田祐也(GMOインターネットグループ)も集団の中団につけた。

 15キロを先頭のロビ(インドネシア)が47分34秒で通過。17キロを過ぎて吉田が徐々に遅れ始め、19キロ付近で集団は山下ら6人に絞られる。33キロ過ぎでハン(北朝鮮)、バルワル(インド)を山下が追う展開となり、4番手以降は離れた。

 35キロ過ぎで先頭に立った山下がペースを上げ、後続を振り切った。競技場に帰ってくると、帽子を取り大歓声に応え、先頭でゴールした。笑顔を振りまきながら一礼。地元の観衆から大きな拍手を浴び、日の丸を掲げた。

 レース後は「ほっとしています。先輩方がメダルを獲ってきているので、周りからも金メダルの期待が大きくて、心底ほっとしています。世界陸上はチャレンジャーの気持ちで楽しめたけど、今回はプレッシャーがきつかった。解放されてめちゃくちゃうれしいです」と振り返った。

「総監督たちから、次のオリンピックに向けたステップこれで終わらせずにつなげていきたい」と気を引き締めた山下。地元開催の声援に「日本の声援が多くて多くて、とても力になりました。反応する余裕がなかったのはちょっと申し訳ないです」と笑顔で謝り、人の良さが滲んだ。

 29歳の山下は瓊浦高から駒大に進み、箱根駅伝は2年時から3年連続でエース2区を走った。卒業後はMHPS(現三菱重工)に進み、2023年には東京マラソンで2時間5分51秒(当時日本歴代3位、現6位)をマークし、夏の世界選手権に出場。終盤まで上位争いを演じながら両脚が痙攣するアクシデントで失速し、11位に終わった。

 それ以来となる日の丸をまとって駆けたマラソン。地元開催の大舞台で躍動し、トレードマークの「イチタカスマイル」を咲かせた。

(THE ANSWER編集部)


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