恩師を追い日本へ「発見の連続だ」 ポルトガル出身27歳、初Vの道中に気づいた魅力「日本の人は…」
ハンドボール・リーグH男子プレーオフ決勝が14日、東京都・代々木第一体育館で行われ、ブレイヴキングス刈谷が豊田合成ブルーファルコン名古屋を28-27で下して初優勝を飾った。悲願の立役者は、今季の年間最優秀選手賞に輝いたLBアンドレ・ゴメス。恩師を追って、母国ポルトガルから極東へやってきた27歳が、最初のシーズンで栄光を手にした。

ハンドボール・リーグH 男子プレーオフ決勝
ハンドボール・リーグH男子プレーオフ決勝が14日、東京都・代々木第一体育館で行われ、ブレイヴキングス刈谷が豊田合成ブルーファルコン名古屋を28-27で下して初優勝を飾った。悲願の立役者は、今季の年間最優秀選手賞に輝いたLBアンドレ・ゴメス。恩師を追って、母国ポルトガルから極東へやってきた27歳が、最初のシーズンで栄光を手にした。
ポルトガル出身。ヨーロッパで長年活躍してきたゴメスが、遠く離れた日本でのプレーを決断した背景には、ひとりの恩師の存在があった。刈谷のラース・ウェルダーヘッドコーチ(HC)だ。
「18歳の時、ポルトガルにいた頃の最初の監督だったのがラースで……ドイツにいた頃に日本で監督をしていると知ったんだ。妻も僕も以前から日本に興味を持っていたから、このアイデアは素晴らしいと思った」
そうして飛び込んだ日本のハンドボール界。チームメートとは言葉の壁はあるものの、「お互いに理解し合えている。毎日一緒に練習をして、ともに成長できるのは嬉しいこと。毎日練習に行くために目覚めるのが良いなと思えるんだ」とすっかりチームに溶け込んだ。
迎えた決勝の舞台では相手ディフェンスに激しく阻まれながらも、持ち前の強靭なフィジカルを発揮。3得点、シュート成功率100%という勝負強さを見せた。チームとして栄光を掴んだ代々木第一体育館は、彼にとってただの試合会場ではない。
「ここに来て気づいたんだ。(ポルトガル代表として)2021年の東京オリンピックで僕がプレーしたアリーナだって。その5年後、僕の最初の監督と一緒に、同じアリーナでトロフィーを掲げている。語るのに最高の素晴らしいストーリーだよ」
レギュラーシーズン(RS)ではシュート率0.734で1位。年間最優秀選手賞に輝く圧倒的なパフォーマンスを見せる一方、コート外の日本生活も楽しんでいる。
「ここでのライフスタイルはすべてが新鮮で、発見の連続。日本の人たちはとても親切で、お互いにリスペクトを持っている。それに、とても安全な国だね」。オフには、家族で日本各地を探索。最も心を奪われたのは、夏と冬どちらも訪れたという富士山。「あそこに一生住めるなと思うくらいお気に入りだ」とまで表現した。
「まだまだ訪れたい場所はたくさんあるんだ」と語るゴメス。自身のハンドボール人生で、間違いなく日本も忘れられない地になっている。
(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)
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