りくりゅう引退会見、去り際に見えた2人の関係性 スッと伸びた手…明かした信頼の秘訣
ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が28日、都内で引退会見を開いた。2019年にペアを結成してから7年。言葉はもちろん、行動の端々から2人の信頼関係が伝わってきた。

都内で引退会見
ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が28日、都内で引退会見を開いた。2019年にペアを結成してから7年。言葉はもちろん、行動の端々から2人の信頼関係が伝わってきた。
約1時間に及んだ会見。2人は何度も顔を見合わせ、お互いの言葉に耳を傾けた。開始3秒。挨拶を始めた三浦はすぐさま左隣に座る木原の異変に気がついた。
「泣かないで!」
早々に涙を流した相方に、笑顔で寄り添う。逆に三浦が感極まった際には、木原がハンカチを持った手を伸ばし、頬を拭ってあげる場面もあった。
2019年にペアを結成。7年間ともに戦ってきた。リンク外でも、練習拠点のカナダ・トロント近郊で共同生活。三浦は「氷上ではピッタリだなと思うが、私生活では2人とも性格が真反対。それも一緒にいて楽しいというか、新しい発見がある。全然違うからこそ一緒にいて楽しい」と明かす。
りくりゅうの代名詞となったリフトなど、ペア競技は危険を伴う大技もある。欠かせない信頼関係を2人はどう築き上げてきたのか。「9歳差あるが、お互い思ったことは隠さずにきちんと言う。細かいことだが、やっぱり信頼してくれるからこそ、自分も信頼できる」。24歳の三浦は、33歳の木原と遠慮せずに本音をぶつけ合えていることを理由の一つに挙げる。
木原は「お互いの行動を近くで見てきた。どれだけ口でポジティブなことや良いことを言っても、行動が伴っていないと互いを信頼することはできない」と口にする。言葉ではなく行動。懸命に努力する姿を互いに見てきたからこそ、固い信頼が生まれた。
会見で号泣する木原に対し、三浦は「涙もろいイメージがついてしまいましたね(笑)。私が引っ張っていく立場になってしまったね」とからかった。苦笑いを浮かべた木原だったが、先に降壇した際にはすぐさま振り返り、階段を降りる三浦にスッと手を伸ばしていた。ハイヒールを履いた三浦に対するさりげない配慮。記者席から見えた去り際に、氷上と変わらぬ2人の絆が表れていた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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