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サニブラウン「体力的にきつかった」 反省と同時に収穫強調「頭も使って走れた」

世界選手権(9月27日開幕・ドーハ)の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権は30日、福岡・博多の森陸上競技場で男子200メートル決勝が行われ、100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)が20秒35(向かい風1.3メートル)で100メートルに続く2冠を達成した。100メートル2位の雪辱を目指した桐生祥秀(日本生命)は20秒54で3位、予選トップ通過の小池祐貴(住友電工)は20秒48で2位となった。

100メートルに続く2冠を達成したサニブラウン・ハキーム【写真:奥井隆史】
100メートルに続く2冠を達成したサニブラウン・ハキーム【写真:奥井隆史】

心身ともに消耗は顕著「後半ちょっと間延びしちゃって」

 世界選手権(9月27日開幕・ドーハ)の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権は30日、福岡・博多の森陸上競技場で男子200メートル決勝が行われ、100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)が20秒35(向かい風1.3メートル)で100メートルに続く2冠を達成した。100メートル2位の雪辱を目指した桐生祥秀(日本生命)は20秒54で3位、予選トップ通過の小池祐貴(住友電工)は20秒48で2位となった。


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 激しい雨、向かい風、そして連戦の疲労。それでもサニブラウンは力強く走り抜けた。爆発的な走りではなかったが、直線入り口で先頭に立ち危なげなくゴール。40年ぶりの2大会連続2冠を達成し、ほっとした表情を浮かべた。

 4日間で4レース。心身ともに疲労は顕著。「体力的にきつかったです。ちょっと疲れているかなと。前半は、予選よりはいけたので良かったのかなと。後半ちょっと間延びしちゃった。疲れていたからしょうがないかなと思うが、これが通用しないところでやってしまうといけない。またアメリカに戻って作りなおしたい」。苦笑いで課題と反省を口にしていた。

 2度目の2冠は40年ぶりの快挙。「まぁでもやることやっただけ、特別な思いはない」と言うが、一方で内容的には2年前との違いも実感している。「走りの内容もそうですし、コーチも違いますし。2017年はただ走っているような感じ。今回は頭も使って、考えながら走れた。またいい収穫もできた。世界選手権へ向けて調整できればと思う」と収穫も強調した。

 悪コンディションで、期待された日本新、10秒台は出なかった。「比較するのは世界のトップスプリンターか?」という質問に対しては、こう返している。

「そうですね。トップもそうですし、トップじゃなくても早くて強い選手はああいう天候でも、ラストまで気を緩めず、しっかり守りもせず、自分の練習でやっていることをしっかり試合に出せるような走りするから強いのかなと思っている。自分もそういう選手になれたらいいのかなと思っている」

 福岡での4日間で、サニブラウンはまた一つ成長を遂げた。9月の世界陸上で、再び世界を驚かせる走りに期待がかかる。

(THE ANSWER編集部)




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