元3団体統一王者が陥落ジョシュアを擁護「肥満男に負けて批判が集まっているが…」
ボクシングのIBF、WBAスーパー&WBO世界ヘビー級タイトル戦(米ニューヨーク)が1日に行われ、主要3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)が挑戦者のWBA5位アンディ・ルイス(米国)に7回TKO負け。
世界が驚いたヘビー級の大番狂わせに、レノックス・ルイス氏が持論
ボクシングのIBF、WBAスーパー&WBO世界ヘビー級タイトル戦(米ニューヨーク)が1日に行われ、主要3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)が挑戦者のWBA5位アンディ・ルイス(米国)に7回TKO負け。衝撃の大番狂わせでキャリア初黒星を喫した元無敗王者に対し、伝説のヘビー級王者レノックス・ルイス氏(英国)は「肥満男に敗れたジョシュアに批判が集まっているが…」と擁護。体重118キロのぽっちゃり新王者の実力を改めて評価している。
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世紀の番狂わせの余波は広がり続けている。7回の開始30秒、無敗の王者ジョシュアが悪夢を見た。
ルイスが猛烈な左右のラッシュを仕掛けると、ジョシュアがたまらず膝を突いた。米国人ファイターの勢いは止まず、再びラッシュを見舞ったルイスに対し、またもジョシュアが崩れ落ちた。レフェリーが試合続行不可能と判断してストップ。22戦無敗の3団体統一王者はよもやの陥落となった。
米初上陸戦で、体重262パウンド(118キロ)のぽっちゃりファイターに圧倒されたジョシュアには批判の声が高まっていた。
米国の名物コラムニスト、スティーブン・A・スミス氏は試合後にこんなツイートで衝撃を伝えた。
「なんてことだ! なんてことなんだ! 全く信じられない。3つのベルトを保持していたアンソニー・ジョシュアがバター・ビーンにTKO負けをくらうなんて。アンディ・ルイスJr.とかいう名前の男だ。何たる恥辱。ジョシュアは完全なガス欠に見えた。痛みよりも疲労だ。どうしたらこんなことを起こせるんだ? 一体?」
バター・ビーンとは体重168キロの、でっぷりとした体型で人気の格闘家。ルイスのぽっちゃりぶりを揶揄し、敗北のジョシュアをこき下ろしたが、この声に完全に立ちはだかったのはかつての3団体統一王者レノックス・ルイス氏だった。