死闘ワールドシリーズに隠された感動の秘話 キケ「気づいたんだ」敬意込めたBジェイズに感謝
米大リーグのドジャースは1日(日本時間2日)、カナダ・トロントでブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第7戦に5-4で勝利。最終戦までもつれた死闘を制し、2年連続の世界一に輝いた。「8番・左翼」で先発出場の“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手は、同僚に対するライバルの気遣いに感謝した。

ワールドシリーズ第7戦
米大リーグのドジャースは1日(日本時間2日)、カナダ・トロントでブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第7戦に5-4で勝利。最終戦までもつれた死闘を制し、2年連続の世界一に輝いた。「8番・左翼」で先発出場の“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手は、同僚に対するライバルの気遣いに感謝した。
米専門メディア「ドジャース・ネーション」は運命の第7戦の前に、キケの会見動画を公開した。
ドジャースは救援左腕のアレックス・ベシア投手が、家族の事情のためWS直前に離脱。ドジャース投手陣はベシアの背番号「51」を帽子に付けて試合に臨んだが、第6戦ではブルージェイズ投手陣も「51」をつけて試合に臨んでいた。
キケは「実は、バシットが僕を三振に打ち取った後、リプレイを見るためにボードを見上げていた時に、彼が51をつけていたことに気づいた。それで三振したことに腹を立てるどころか、ダグアウトに戻りながら『バシットはいつかベシアと一緒にプレーしたのか?』と考えていた」と話した。
さらに「試合後、みんながそれを付けていることに気づいたんだ。本当に、彼らがこんなことをしてるなんて、信じられないくらいだ」と続けたキケ。「彼らもワールドシリーズ優勝を目指しているのに、人生は野球よりも大事なもので、野球はあくまでもゲームだということを理解している。あんなことをしてくれて、彼らには敬意を表すよ。そして、彼らには、僕たちが感謝していることを知ってほしい。今夜何が起ころうとも、僕たちは彼らの行いに感謝している」と「感謝」を繰り返していた。
(THE ANSWER編集部)
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