男子400mでまさか…1着でゴールの佐藤風雅、レーン侵害で失格「ルールを破ってしまったので」 今泉堅貴が繰り上がりV
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権は6日、同会場で最終日が行われた。男子400メートル決勝は佐藤風雅(ミズノ)が1着でゴールしたものの、レーン侵害で失格に。0秒01差で2着でゴールした今泉堅貴(内田洋行AC)が繰り上がって優勝となった。

陸上・日本選手権最終日
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権は6日、同会場で最終日が行われた。男子400メートル決勝は佐藤風雅(ミズノ)が1着でゴールしたものの、レーン侵害で失格に。0秒01差で2着でゴールした今泉堅貴(内田洋行AC)が繰り上がって優勝となった。
佐藤は曲走路で、左足が内側のラインを踏み越えるなどした。日本陸連の記録速報サイトでは、失格理由を「縁石または内側ラインの、上または内側を2歩以上走った」としている。
「ルールを破ってしまったので。ラストでしっくり入り切れなかった要因かなと思っている」と振り返った佐藤。「一瞬入ったかな…と思った感覚はあった。2歩、歩いたかなと。失格にならないでくれという気持ちでいっぱいでしたね」。願いは届かなかった。
一度は45秒28での優勝と表示されたが、失格になったことで45秒29と0秒01差でフィニッシュしていた今泉が日本一に。まさかの結末となった佐藤は、「今回ダメだったんですけど、もう何本か重ねて、ワールドランキングの順位を上げて、(世界選手権の)個人の出場枠をとって次につなげたい」と懸命に前を向いた。
(THE ANSWER編集部)