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大谷は「1年前とは比べ物にならない」 米識者が今季MVPに否定的なワケ「以前のような輝きが…」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、87試合ですでに30本塁打、さらにリーグトップの86得点を残している。2023年秋の右ひじ手術から復活し、投打二刀流も再始動。ナ・リーグのMVP最有力候補との呼び声も高い。ところが、今季の大谷はMVPにふさわしくないとの声を上げた人物がいる。「1年前の彼とは比べ物にならない」とは、どのような見方によるものだろうか。

ドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷はMVP最有力という見方を否定する司会者の声

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、87試合ですでに30本塁打、さらにリーグトップの86得点を残している。2023年秋の右ひじ手術から復活し、投打二刀流も再始動。ナ・リーグのMVP最有力候補との呼び声も高い。ところが、今季の大谷はMVPにふさわしくないとの声を上げた人物がいる。「1年前の彼とは比べ物にならない」とは、どのような見方によるものだろうか。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ・ラジオ」公式YouTubeチャンネルで、司会を務めるロブ・パーカー氏が「私はショウヘイ・オオタニとナ・リーグMVPについて話したい」とこの話題を切り出した。

 現時点での模擬MVP投票を引き合いに出し「MLBの専門家が43票中39票をショウヘイに投票した。私は彼がそのようなシーズンを送っているとは思えない」ときっぱり。理由については昨年との比較を挙げている。

 史上初の50本塁打&50盗塁を達成したことを「昨シーズンは素晴らしかった。誰もが成し遂げたことがないものだ。さらに130以上の打点を叩き出した」と絶賛。ただ今季の成績がこれに並び立つものではないのが不満なようで「ショウヘイのことになれば、以前のような輝きのない選手が毎年MVPを獲得することになるのか?」と主張している。

「昨年は投球こそしなかったが、素晴らしいシーズンだった。50盗塁は彼のプレーに新たな次元をもたらしたと言える。今年は投手として活躍しているから、投球も打撃もプレーしているから、毎年彼がMVPになるのは公平なのか? 他の選手も候補に上がるべきではないのか? (今年の)彼の打率は.284、56打点(日本時間4日終了時点)。打点も打率も下がっている。1年前の彼とは比べものにならない」

 一方で、この番組に出演するマーティン・ワイス氏は「彼は今ナ・リーグで最高の選手だ。本塁打、長打率、OPS、得点でトップに立っている。打点はドジャースの下位打線に大きく左右されるものだと思う。彼は先頭打者だからね」とこの意見に反論した。

「彼は自分自身とMVP争いをしているわけではない。今年はショウヘイ・オオタニにとって最高の年だということではなく、ショウヘイ・オオタニがナ・リーグで最高の選手、ナ・リーグで最も価値のある選手だということだ」と、大谷個人の成績変化に目を奪われるべきではなく、リーグ内での位置づけで決まるべきだとした。

(THE ANSWER編集部)



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