男子100m予選でまさか…V候補・柳田大輝がフライング失格に涙「何もないっす」 走らず終戦に【陸上日本選手権】
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が4日、同会場で開幕。男子100メートル予選では柳田大輝(東洋大)がまさかのフライングで失格となった。

陸上日本選手権が開幕
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が4日、同会場で開幕。男子100メートル予選では柳田大輝(東洋大)がまさかのフライングで失格となった。
柳田は号砲前にバランスを崩して前のめりになり、両手が前につく形となった。無念のフライング失格に、「「何もないっす……。何もしてないので。スタートすらできなかった。いい感じだと思ってスタートに立ったけど、それが裏目に出ちゃったかなと思う」と涙とともに言葉を絞りだした。
昨年の日本選手権ではパリ五輪代表をわずか0秒005差で逃して号泣。今年は、5月の関東学生対校選手権では追い風4.5メートルの参考記録ながら9秒95をマーク。セイコー・ゴールデングランプリでは10秒06(追い風1.1メートル)で制した。優勝候補で臨んだ日本最高峰の舞台で、まさかの結果が待っていた。
世界選手権参加標準記録の10秒00未突破で、成績が重視される日本選手権で予選落ち。「立ち直れと言われても、すぐには無理だけど。同期に『こんなところで終わりじゃない』と言ってもらえた。この先のシーズンがどうなるか分からなくなっちゃったけど、いつかは元気に走れるようにしたい」と懸命に前を向いた。
(THE ANSWER編集部)