[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

大谷翔平の思わぬ投稿に喝采「らしいなー」 険悪ムード中の行動に相次いだ称賛「最も謙虚で冷静」【6月の二刀流】

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は例年得意とする6月を終え、打率.265、7本塁打、17打点、OPS.931という打撃成績を残した。投手としても復帰。3度マウンドに立つなど、二刀流で沸かせた。一方、6月16日(日本時間17日)からのパドレスとの本拠地4連戦では“死球合戦”でも話題の中心に。デッドボール後の紳士な振る舞いは、現地でも喝采を浴びた。

ドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

“死球合戦”で見せたスポーツマンシップ

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は例年得意とする6月を終え、打率.265、7本塁打、17打点、OPS.931という打撃成績を残した。投手としても復帰。3度マウンドに立つなど、二刀流で沸かせた。一方、6月16日(日本時間17日)からのパドレスとの本拠地4連戦では“死球合戦”でも話題の中心に。デッドボール後の紳士な振る舞いは、現地でも喝采を浴びた。

 このカードでは初戦から両軍の主力に死球が相次ぐ報復合戦の様相に。大谷もその標的とされ、17日(同18日)の一戦では、3回の第2打席で右足に死球を受けた。球場はブーイングが飛ぶなど騒然となり、抗議に出たデーブ・ロバーツ監督が退場処分になった。

 険悪ムードの中、大谷が試合後に自身のインスタグラムのストーリー機能で投じた思わぬ画像が話題に。大谷が公開したのは、ボールが直撃した瞬間の苦悶の表情を、右打席の方向から正面に捉えた写真だ。まるで自らを“イジった”ような投稿に「世間が荒れそうなのを見越してちゃんと笑わしにきてる」「大谷さんらしいなーー笑」など、ネット上の日本人ファンから称賛の声があがった。

 19日(同20日)の一戦では、9回に100マイル(約161キロ)の死球を右わき腹付近に受けた。相手投手のスアレスは退場処分。殺伐としたムードになったが、大谷は今にも飛び出しそうになった自軍ベンチをなだめるような仕草を見せながら一塁へ歩いた。

 この紳士的な振る舞いが、米メディアを中心に大きな反響へ。試合を中継した米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席では、解説のエリック・キャロス氏が「ああ、なんてことだ。ショウヘイを見てくれ、彼は(自軍ベンチに)手を振っている。事を収めようとしている」と、目を丸くして善行を称えたほどだった。

 さらに直後、驚くべき行動にも喝采が。一塁側のパドレスベンチに歩み寄り、選手と言葉を交わし、場を和ませる様子が中継カメラで捉えられた。スポーツマンシップあふれる行動で反響は拡大。ネット上では米ファンから「彼は一流だ」「今まで見た中で最も謙虚で最も冷静なスーパースターだ」「なんて素晴らしい行動なんだ」との賛辞が相次ぎ、紳士な一面で日米ファンの心を虜にした。

(THE ANSWER編集部)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集