日ハム新庄監督の振る舞いが「すげぇよ」 野球ファン以外も虜にした演出「これなら見たい」
今年で20回目のプロ野球交流戦は、福岡ソフトバンクが9度目の優勝で幕を閉じた。セ・パ両球団が繰り広げた熱戦の盛り上げに一役買っていたのが日本ハム・新庄剛志監督。ユーモアにあふれた演出と相手選手へ敬意を示した振る舞いで、ファンの心を掴んだ。

プロ野球交流戦
今年で20回目のプロ野球交流戦は、福岡ソフトバンクが9度目の優勝で幕を閉じた。セ・パ両球団が繰り広げた熱戦の盛り上げに一役買っていたのが日本ハム・新庄剛志監督。ユーモアにあふれた演出と相手選手へ敬意を示した振る舞いで、ファンの心を掴んだ。
5日に行われた日本ハム―阪神戦(エスコンフィールド)の試合前、異例の光景に球場が沸いた。本塁に集まった新庄監督と阪神・藤川球児監督、そして4人の審判団。メンバー表を交換した両監督はそれぞれ手をかざすと、審判団も呼応した。6人が円陣を組み、「エイエイオー!」の掛け声とともに、その手を天にかざし、両監督はその後にハイタッチ。お互いを指差ししながらベンチに戻っていった。
新庄、藤川の両監督は3日の第1戦ではメンバー交換の時に目も合わせず、不穏な空気に。4日には一転して笑顔でグータッチを見せていた中、3連戦最後のユーモラスな演出が話題に。ネット上のファンから「新庄のこういうとこ好き~」「新庄は球界の宝かもなぁ~」「野球全然興味ないけど、これなら見たいと思った」などと、喝采を浴びた。
一方、この試合の8回、相手に示した敬意への反響も広がった。阪神の佐藤輝明内野手に右翼スタンド中段に運ばれた今季16号は、佐藤にとってプロ通算100号の記念すべき一発に。記念のプラカードを掲げた佐藤に対して、新庄監督はベンチ前方に出てきて拍手で祝福。チームの垣根を越えた、美しい光景だった。
この場面に、多くの野球ファンが感動。スポーツマンシップに対して、ネット上には「新庄監督すげぇよ」「どんだけ器でかいん!! ほんまいい人!!」「なかなか出来る事ではない、しかも相手側の監督」などの声が書き込まれ、改めてその人柄が脚光を浴びていた。
(THE ANSWER編集部)