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125年間で初、球団記録を「50」更新…数字が示す大谷の“異次元” 眠っていた世界に光「72年ぶりに…」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、16日(日本時間17日)の本拠地パドレス戦で、実に663日ぶりの実戦登板を果たした。さらに中5日で、22日(同23日)のナショナルズ戦にも先発。投打二刀流の完全復活を印象付けた。この復活劇がどれほど歴史的な事件だったか、いくつもの数字が物語っている。

投手復帰したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
投手復帰したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

超希少な「1番・投手」はリーグ72年ぶり、登板&三塁打&一発も唯一無二…

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、16日(日本時間17日)の本拠地パドレス戦で、実に663日ぶりの実戦登板を果たした。さらに中5日で、22日(同23日)のナショナルズ戦にも先発。投打二刀流の完全復活を印象付けた。この復活劇がどれほど歴史的な事件だったか、いくつもの数字が物語っている。

 大谷は16日(同17日)の試合が、実に2023年8月23日以来の実戦登板だった。右ひじ手術で、昨季は投手としては全休。マイナーでの調整登板を経ることなく、いきなりメジャーのマウンドに戻ってきた。初回、先頭のタティスJr.と2番アラエスに連打を浴びたものの、アラエスへの4球目に161キロをマーク。無死一、三塁から3番マチャドの中犠飛で失点し、この回限りで降板した。

 米国のデータ提供会社「オプタスタッツ」公式Xは、「ショウヘイ・オオタニは2025年最初の登板となり、それをMLBで3番目に多い打席数で迎えた。近代において、シーズン初登板を、リーグ6位以上の打席数で迎えた選手はいない。(アルビン・ダークが1953年に6位)」と投稿。大谷がメジャーで初めてのケースとなったという。

 またMLB公式Xは「ショウヘイ・オオタニは、1953年(ジャイアンツのアルビン・ダーク)以来、そして1900年(ジャイアンツのジム・ジョーンズ)以来、投手かつ先頭打者として出場するナ・リーグで3人目の選手となる」と紹介。「1番・投手」での出場は、リーグ72年ぶりだった。

 また大谷はドジャース加入後、この試合を迎えるまでに79本塁打を放っていた。MLB公式のサラ・ラングス記者のXでは登板前日、球団の「少なくとも1試合先発した投手における最多本塁打数記録」がドン・ドライスデールの29本塁打であると紹介。「オオタニが月曜日に先発した時、79本が新記録としてリストに刻まれることになる」と指摘した。従来の記録を「50」も上回ってしまった。

 また22日(同23日)のナショナルズ戦では、投手として1回無失点、さらに打席では7回に右翼線を破る3点三塁打、8回には26号2ランを放った。投手として出場した試合での本塁打は2023年8月23日のレッズ戦以来、669日ぶり。これにもラングス記者は自身のXで「ショウヘイ・オオタニが、登板した試合で少なくとも1本塁打、1三塁打を放つのは2度目。複数試合でこの記録をマークしたのは、少なくとも過去125シーズンで彼が唯一」と、大谷しか達成していないと紹介している。

(THE ANSWER編集部)



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