キレキレのスイーパーやカットボール、ファンは投げる姿にも注目

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、2023年に受けた右ひじ手術を乗り越え、投打二刀流での復帰を果たした。2試合目となった22日（日本時間23日）のナショナルズ戦では、1回を無安打無失点の好投。米国の識者が公開した、打者もなす術なしの“魔球”動画を見たファンが「かなり体重を落としたようだ」「しっかり絞られている」と変化を指摘している。

　大谷が投げた「えげつない」変化を見せるスイーパーとスライダーの動画をYouTubeに公開したのは、米国で「ピッチング・ニンジャ」として知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏だ。紹介されているのは、22日（同23日）に本拠地ナショナルズ戦で奪った2つの三振だ。この日のランキングで2位に選ばれている。

　1死からベッツの失策で一塁に走者を背負うと、続くガルシアJr.には2-2からの5球目、内角低めへの85.9マイル（約138.2キロ）のスイーパーで空振り三振。さらにロウには、カウント2-2から外角低めにカットボールを決めて空振りを誘った。つられて手を出してしまった格好の打者はすごすごとベンチへ引き上げていった。これには米国のファンから様々なコメントが寄せられた。

「ショウヘイは銀河系リーグへの昇格に備えてMLBでリハビリとして試合に出場している」
「ショウヘイが時速98マイルの速球を投げて、ムーンショットを放った。生活が元に戻ったようだ」
「10月にオオタニがマウンドに上がったら、壮大なことになるだろう」
「ショウヘイがチェンジアップを磨いてくれるのを願ってる。そうすれば投球のキャリアが伸びるかもしれないから」

　さらにファンの関心を集めているのが、2023年に右ひじを痛める前からの変化。「この比較からすると、ショウヘイはかなり体重を落としたようだ」「史上最高選手の怪我前と後の比較が大好き。しっかり絞られていて、素晴らしい！！」と、体つきの変化を指摘する声も多かった。