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大谷に死球のスアレス一夜明け釈明 故意の指摘に「言いたいことを言えばいい」「ただ試合を締めようとした」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の本拠地パドレス戦で、9回に死球を受けた。投手のロベルト・スアレスは退場処分となったが、一夜明けて釈明している。「あれは故意ではなかった」「あの状況ではワザと当てようとはしない」と“報復”を否定した。

大谷への死球で退場処分となったロベルト・スアレス【写真:ロイター】
大谷への死球で退場処分となったロベルト・スアレス【写真:ロイター】

ドジャース―パドレス戦は死球相次ぎ騒然

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の本拠地パドレス戦で、9回に死球を受けた。投手のロベルト・スアレスは退場処分となったが、一夜明けて釈明している。「あれは故意ではなかった」「あの状況ではワザと当てようとはしない」と“報復”を否定した。

 大谷はパドレス戦の9回に右わき腹付近に死球を受けた。100マイル(約161キロ)でぶつけたスアレスは退場処分。16日(同17日)から始まった4連戦は両軍ともに主力への死球が相次ぎ、この直前にはパドレスのタティスJr.の腕に投球が当たった。両軍監督が退場となるなど、殺伐とした空気だったが、大谷は自軍ベンチをなだめるようにして一塁へ向かった。

 一夜明けた20日(同21日)、米カリフォルニア州地元ラジオ局「97.3 The Fan」はスアレスが取材に応じた映像を公開。大谷への死球について聞かれると、通訳を介して「私としては、ただ試合を締めようとマウンドに上がった。誰かに当てるつもりはなかった」と釈明。「残念ながらそれが起こってしまい、退場になってしまった。ただ、チームとしては何とか昨日は試合を乗り切ることができた」と語った。

 ドジャースのロバーツ監督は投球が意図的であったと指摘したが、スアレスは「彼らは言いたいことを言えばいい。今回はそれ(故意)に当たらない。退場になってできなかったが、私は試合を締めようとしただけ。それは彼らの意見。言いたいことを言えばいい」と否定した。

「こういう状況になるのは初めて。自分の置かれた状況、持っている選択肢を知りたいが、あれは故意ではなかった。何度も言うが、ただ試合を締めようとしただけ」

 こうも語ったスアレスには同日、3試合の出場停止処分が発表されたが、控訴しているという。ロバーツ監督、パドレスのシルト監督はともに1試合の出場停止となった。

 スアレスはタティスJr.が受けた死球については「私にはわからない。あっち(ドジャース)に聞いてみないと。彼らが答えを知っている」とコメント。「あの状況ではワザと当てようとはしない。(退場は)審判の判断だった」とも話した。両軍は同地区で優勝を争うライバル。「彼らとの試合はいつも激しいものになる。私たちとの間にはライバル関係がある。それは野球にとっていいこと。いい野球をするだけ」と語った。

(THE ANSWER編集部)



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