ド軍スミス、サヨナラ弾でLA実況席は30秒間沈黙 「何が異常かって…」“打ち直した”内容を絶賛
米大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)、本拠地でパドレスと対戦。同点の9回裏、ウィル・スミス捕手が8号本塁打を放ち、4-3でサヨナラ勝ちした。米実況席は本塁打前のファウル内容に注目していた。

本拠地パドレス戦
米大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)、本拠地でパドレスと対戦。同点の9回裏、ウィル・スミス捕手が8号本塁打を放ち、4-3でサヨナラ勝ちした。米実況席は本塁打前のファウル内容に注目していた。
まさに打ち直しだった。9回表に同点に追いつかれたその裏、1死からエンリケ・ヘルナンデスの代打でスミスが打席に立った。初球はライト方向へのファウル。2球目は強振し、左翼ポール際へ飛距離十分の大飛球となったが、左にそれてファウルに。ただその直後の3球目のチェンジアップを捉えると今度は右中間へ。グングンと伸びた当たりはジャンプする右翼手を越えてスタンドイン。サヨナラ本塁打となった。
試合中継した米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」では解説のエリック・キャロス氏が2球目の特大ファウルに注目。「何が異常かって、初球は、高め外角の速球で、それをとてつもなく高く打ち上げライトへ飛ばした。今回の球は、内角で彼は両手を体に引き寄せて、レフト方向へ放ったことだ」とファウルの内容を話している間に、今度は右中間へサヨナラ弾を放った。
すると、実況のジョー・デービス氏は「今度は逆方向に放った、外野席へ向かって…入ったーーーーー! ウィル・スミスが、代打ホームランで今夜を締めた!」と絶叫すると、余韻に浸るように約30秒沈黙した。「なんて男なんだ、ウィル・スミス!」と続けると、今度はキャロス氏が「ライトへ、レフトへ、そして右中間深くに飛ばした。みんなを幸せに家に帰らせた! サヨナラホームランでドジャースは5連勝だ」と最後は右中間に運んだスミスの打席を絶賛して締めくくった。
(THE ANSWER編集部)