ロバーツ監督を退場させた審判と「ドジャースには因縁ある」 大谷死球後の中継で明かされた過去
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席に死球を受けた。球場はブーイングが起こるなど騒然。デーブ・ロバーツ監督も憤りを露わにし、退場が宣告された。米中継では、ロバーツ監督を退場処分にした審判とドジャースとの間の因縁を紹介した。

本拠地パドレス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席に死球を受けた。球場はブーイングが起こるなど騒然。デーブ・ロバーツ監督も憤りを露わにし、退場が宣告された。米中継では、ロバーツ監督を退場処分にした審判とドジャースとの間の因縁を紹介した。
3回1死走者なしで迎えた大谷の第2打席。先発右腕バスケスの2球目は大きく外れ、右太もも付近に直撃する死球となった。大谷は声を上げて悶絶。そのまま一塁へ向かい、プレーを継続したが、審判団が集まって協議。両軍ベンチに向かって警告を発したようだ。
これにロバーツ監督がベンチを飛び出て怒りの猛抗議。三塁塁審のトリップ・ギブソン氏から退場処分を言い渡された。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の中継では、レポーターのデビッド・ヴァセイ氏が「三塁塁審のトリップ・ギブソンとドジャースとの間には今年、いくつかの因縁があります」と切り出した。
ギブソン氏は前日の同カードでは球審を務めており、ヴァセイ氏は「昨夜、ドジャースはストライクボールの判定に不満を抱いていましたが、その前にはニューヨークのシティ・フィールドでの連戦で彼はドジャースのマックス・マンシーに対して妨害を宣告していました」と紹介した。
話題になったのは5月23日(同24日)の敵地メッツ戦。タッチアップで本塁を狙ったメッツの三塁走者が一度は憤死となったが、三塁を守っていたマンシーが走者の視界を遮るように立っていたとして、走塁妨害で生還し得点が認められた。この時の塁審がギブソン氏だったという。ヴァセイ氏は「明らかに彼は、ロバーツを怒らせる言葉を何かを発していました」とベンチ横から見届けた光景を伝えた。
この日は同地区のライバル同士の一戦。3回表、パドレスの攻撃では1番打者タティスJr.がトリビノから死球を受けていた。前日の試合ではドジャースのパヘスが死球を受け、緊迫したムードが漂っていた。
(THE ANSWER編集部)