中谷潤人、統一戦に向けて鰻でリカバリー「ベストな状態」 西田凌佑「勝つためにここまで来た」
ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)王者・中谷潤人(M.T)とIBF同級王者・西田凌佑(六島)が8日に、東京・有明コロシアムで王座統一戦を行う。7日は都内で前日計量が行われ、中谷が53.3キロ、西田が53.4キロで一発パス。全勝同士の王者の対決が成立した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は27歳の中谷が30勝(23KO)、28歳の西田が10勝(2KO)。

前日計量を一発クリア
ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)王者・中谷潤人(M.T)とIBF同級王者・西田凌佑(六島)が8日に、東京・有明コロシアムで王座統一戦を行う。7日は都内で前日計量が行われ、中谷が53.3キロ、西田が53.4キロで一発パス。全勝同士の王者の対決が成立した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は27歳の中谷が30勝(23KO)、28歳の西田が10勝(2KO)。
中谷は悠然とした表情で計量台に乗り、53.3キロでクリア。「状態は良いです」。ポーズを決め、拍手を浴びた。計量後は取材に応じ「ベストな状態です」。栄養士の下で筋肉量、体重を徹底管理してきた。フェースオフでは仕上げてきた西田と対峙。「多少小さくなったと思うが、明日には戻してくる」。自身はリカバリーで鰻を食べるという。「明日はビッグバンを発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。

西田は53.4キロでパス。落ち着いた表情でクリアのアナウンスを聞いた。「コンディションは良い。自信はある」と強調。大阪からは妻も同行している。リカバリーでは妻特製のおじやを食べて力を蓄える。「試合をやるだけじゃなくて、勝つためにここまで来た。明日は全力で戦ってチャンピオンになりたい」と力を込めた。
下馬評ではド派手なKO勝利が多い中谷が優勢との声があるが、中谷は「有利というか、応援してくれている方がたくさんいると感じている。期待を上回れるようにしたい」と謙虚な姿勢。西田は「気にしていないです。自分と武市(晃輔)トレーナー、信じてくれる人を信じて戦いたい」と前を向いた。
興行に出場するWBC同級1位・那須川天心は53.4キロ、WBA同級6位ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)は53.5キロでそれぞれパスした。2人は同級ノンタイトル10回戦で激突する。那須川は計量台に上がると一瞬戸惑った表情。首にかけていたネックレスを外し、下着を脱いでようやくクリアが発表された。
WBOアジアパシフィック(AP)同級2位・坪井智也(帝拳)は53.2キロ、同級1位バン・タオ・トラン(ベトナム)は53.2キロでパス。WBO・AP同級王座決定戦10回戦に臨む。
(THE ANSWER編集部)