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バレー代表・高橋慶帆に立ちはだかった海外の壁「あれ?って…」 現役大学生は驚きの経験から進歩

2025年度バレーボール男子日本代表チームのキックオフ記者会見が5日、都内で開催された。2028年ロサンゼルス五輪での表彰台を目指し、ロラン・ティリ新監督の体制がスタート。期待の現役大学生、21歳の高橋慶帆は海外挑戦で味わった驚きの経験も糧に、さらなる成長を誓った。

会見に出席した高橋慶帆【写真:イワモトアキト】
会見に出席した高橋慶帆【写真:イワモトアキト】

男子バレー日本代表キックオフ記者会見

 2025年度バレーボール男子日本代表チームのキックオフ記者会見が5日、都内で開催された。2028年ロサンゼルス五輪での表彰台を目指し、ロラン・ティリ新監督の体制がスタート。期待の現役大学生、21歳の高橋慶帆は海外挑戦で味わった驚きの経験も糧に、さらなる成長を誓った。

 全ては成長のために。2023年のアジア大会で一躍注目を集めた高橋のその後は挑戦の連続だった。法大2年時の同年11月にVリーグ(現SVリーグ)のジェイテクトに入団。昨年9月にはフランスのプロリーグを戦う「パリ・バレー」に加入した。「高いレベルでやりたい。忙しさはありますが、自分がやりたいからやっていることなので」。上手くなるためにはハードなスケジュールも厭わなかった。

 海外挑戦は順風満帆ではなかった。渡仏前に腰を痛め、一時帰国の際に医師から休養を言い渡された。11月からリハビリを始め、12月に再びフランス入り。年末になってようやく試合に出られるようになった。怪我に加え、言葉の壁もある。「だいぶ苦労しました。急に来られると返せなかったり、意味が理解できても返す言葉がわからなかったり」。高い壁はコートの上でも立ちはだかった。

「いつもだったらブロックの上から出たり、ディープに打ってブロックアウトを取れたりするボールが、もう気が付いたら自分のコートの下にすぐに落ちているという場面が凄く多くて。最初はもうビックリしました。『あれ?』って」。身長194センチだが、今までと同じ打ち方だと通用しない。「これはブロックに引っかかる」という感覚を徐々に掴み、対応できるように試行錯誤を繰り返した。

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