サッカー界で前代未聞の不手際 国際大会前に監督が陳謝…BBCが報道「同名の選手と…取り間違え」
欧州サッカーの女子ネーションズリーグ(NL)を戦ったフィンランド代表で、招集メンバーを巡り、珍事が起きた。リストに記載されたのは現役選手ではなく、51歳の引退選手。海外メディアは「フィンランド女子代表の監督が、51歳の選手を招集し謝罪」との見出しで、前代未聞の事態を伝えた。

フィンランド女子代表が誤って51歳の引退選手を招集
欧州サッカーの女子ネーションズリーグ(NL)を戦ったフィンランド代表で、招集メンバーを巡り、珍事が起きた。リストに記載されたのは現役選手ではなく、51歳の引退選手。海外メディアは「フィンランド女子代表の監督が、51歳の選手を招集し謝罪」との見出しで、前代未聞の事態を伝えた。
英公共放送「BBC」によると、フィンランドを率いるオウティ・サーリネン監督は、現地3日に行われたNLのセルビア戦(1-1)に向けて、23歳のナンネ・ルースカネンではなく、引退した51歳のスティナ・ルースカネンを選出。同姓違いによるミスだった。
記事は「血縁関係はないが、彼女と同名の年上の選手は、29年前にフィンランド代表として2度出場したうち最後の1試合で優勝しており、この取り違えを前向きに受け止めた」と報道。51歳のスティナは、母国紙「イルタ・サノマット」に「もし呼ばれたら、間違いなく準備はできてる! 昨日は趣味のリーグ戦に出場したばかりだから、プレー感覚はいいはずよ」と語り、まんざらでもない様子だった。
前代未聞の不手際を受け、サーリネン監督はサッカー協会の声明を通じ「間違いを犯してしまい本当に申し訳ない」と陳謝。思わぬ形で招集外となったナンネについては「当然、がっかりしたが、事情を考えてこの知らせを寛大に受け止めてくれた」と明かしていた。
(THE ANSWER編集部)