中谷潤人、初の統一戦Tシャツに“お姫様ピンク”を使用したワケ「僕の親友が『プリンセサ』って…」
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が31日、神奈川・相模原市内の所属ジムで練習を公開した。6月8日に東京・有明コロシアムでIBF同級王者・西田凌佑(六島)との王座統一戦を予定している。中谷にしては珍しいピンクを基調としたTシャツで登場。影響を受けたロス合宿で親友とのやり取りを明かした。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は27歳の中谷が30勝(23KO)、28歳の西田が10勝(2KO)。

中谷潤人、統一戦に向けたTシャツにピンクを使用
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が31日、神奈川・相模原市内の所属ジムで練習を公開した。6月8日に東京・有明コロシアムでIBF同級王者・西田凌佑(六島)との王座統一戦を予定している。中谷にしては珍しいピンクを基調としたTシャツで登場。影響を受けたロス合宿で親友とのやり取りを明かした。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は27歳の中谷が30勝(23KO)、28歳の西田が10勝(2KO)。
中谷はシャドーとサンドバッグ打ちをそれぞれ1回ずつ公開。軽快な動きを披露した。「練習も最後の調整に入った。感覚を落とさずに、研ぎ澄ましていく」。バンタム級のリミットである「53.5キロ」まで「あと3、4キロぐらいです」と打ち明け、「怪我無く調整して発揮するだけです」と順調ぶりを窺わせた。
会見には、初めての統一戦に向けて制作したTシャツ姿で登場。黒地のTシャツに、鮮やかなピンクで中谷の愛称「BIGBANG」の文字がデザインされている。「あまり使ったことがない」というピンクを使用した理由について「僕の親友が『プリンセサ』(お姫様)って言われていて……」と笑った。ピンクが好きな親友のWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)をオマージュしている。
きっかけは、21日まで約1か月間行っていた米ロサンゼルスでの合宿。過去最多となる250回ほどのスパーリングを消化したハードな合宿だった。練習では大量の汗を流し、中谷はグラブやシャツ、ヘッドギアなどの道具を洗濯機に入れた。しかし、なかなか乾ききらず使用することができないまま次の練習に。オラスクアガが自身のピンクのスパーリング道具を、一式貸してくれたことで乗り越えたという。「今回はピンクに縁があるということで」。親友とともに戦う気持ちで決戦に臨む。
来年5月頃には東京Dで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との世紀の日本人対決が計画されている。初めての統一戦を控え「いい結果を収めればより自信になる。強さに貪欲になっていきたい」と飛躍を誓った。
バンタム級の他2つの世界王座は、5月28日に圧勝でV2を達成した武居由樹(大橋)がWBOに。WBAではアントニオ・バルガス(米国)が正規王者、目の手術を受けた堤聖也(角海老宝石)が休養王者として存在する。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)