那須川天心「僕のファンは民度が高い」 BOX転向6戦で“見る目の変化”実感「最近、批判が少なくて」
ボクシングのWBC世界バンタム級1位・那須川天心(帝拳)が30日、都内の所属ジムでスパーリングを公開した。ボクシングに転向してから6戦全勝と着実に実績を積み上げ、周囲の見る目が変わってきたことを実感。「理解してくれる人が多い」と喜んだ。6月8日に東京・有明コロシアムで、WBA同級6位ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)と同級ノンタイトル10回戦で対戦。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は26歳の那須川が6勝(2KO)、29歳のサンティリャンが14勝(5KO)1敗。

那須川天心が公開スパーリング
ボクシングのWBC世界バンタム級1位・那須川天心(帝拳)が30日、都内の所属ジムでスパーリングを公開した。ボクシングに転向してから6戦全勝と着実に実績を積み上げ、周囲の見る目が変わってきたことを実感。「理解してくれる人が多い」と喜んだ。6月8日に東京・有明コロシアムで、WBA同級6位ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)と同級ノンタイトル10回戦で対戦。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は26歳の那須川が6勝(2KO)、29歳のサンティリャンが14勝(5KO)1敗。
ボクシング転向7戦目は「世界前哨戦」と銘打たれた。2月の前戦は元世界王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ち。今回は11月頃に見据える世界初挑戦に向けた一戦となる。「生半可な気持ちで勝てる相手ではない。心の準備、気持ち、体、全て整えてきた自負はある」と強調した。
格闘技戦績は47戦全勝(キックボクシングは42戦)でボクシングに転向した。「客観的に見てもボクシングが盛り上がってきている。改めて来た甲斐があった」。モロニー戦を経て、周囲の見る目が変化したという。
「最近批判とか少なくて。皆が応援してくれている。チケットやグッズもすぐ無くなる。着実にやってきていることが評価されてきたと感じる」

しみじみ語る那須川は「そういう時こそ(試合を)落とせない」と気を引き締める。さらに「最近、正直な人が多い。『アンチだったんですけど、ファンになりました』って。すごい嬉しいんですよね」と笑顔。インスタグラムでダイレクトメッセージが寄せられるという。「僕のファンは民度が高い。理解してくれる人が多い」と感謝した。
この日、那須川は元IBOスーパーバンタム級王者エリック・ロブレス(メキシコ)との2回のスパーリングを披露。自身より6キロ重い相手をロープ際に追い込み、左右のコンビネーションで鈍い音を響かせるなど順調ぶりをアピールした。
今興行のメインイベントはWBC世界同級王者・中谷潤人(M.T)とIBF同級王者・西田凌佑(六島)の王座統一戦。戦績は27歳の中谷が30勝(23KO)、28歳の西田が10勝(2KO)。
(THE ANSWER編集部)