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「燃えてます」 生まれ変わった横浜BUNTAIで…「爆発する」世界王者・武居由樹が堂々の計量パス

ボクシングのダブル世界戦興行に出場する選手たちが27日、試合会場の神奈川・横浜BUNTAIで前日計量を行った。メインイベントのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)はリミットの53.5キロ、同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)は53.1キロで一発パス。「燃えてます」と強い意気込みを語った。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は28歳の武居が10勝(8KO)、31歳のユッタポンが15勝(9KO)。

前日計量を行った武居由樹【写真:浜田洋平】
前日計量を行った武居由樹【写真:浜田洋平】

武居由樹が世界戦初のメイン興行へ準備万端

 ボクシングのダブル世界戦興行に出場する選手たちが27日、試合会場の神奈川・横浜BUNTAIで前日計量を行った。メインイベントのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)はリミットの53.5キロ、同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)は53.1キロで一発パス。「燃えてます」と強い意気込みを語った。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は28歳の武居が10勝(8KO)、31歳のユッタポンが15勝(9KO)。

 計量はボクシングでは珍しい一般公開で行われた。王者・武居の登場に「よしきー!」の声援。バキバキに仕上がった肉体美を披露し、堂々のリミットパスだ。「ここ最近で一番、減量が上手くいった。ちゃんとしたバンタム級は3回目。減量の仕方がわかってきた」。約20秒のフェースオフで睨み合ったが、最後は笑顔で握手。友好ムードが漂った。

フェースオフの最後、笑顔で握手を交わす武居とユッタポン・トンデイ(右)【写真:浜田洋平】
フェースオフの最後、笑顔で握手を交わす武居とユッタポン・トンデイ(右)【写真:浜田洋平】

「顔つきがいい。戦う目をしていた」と挑戦者の闘志を歓迎。前日に告知されたばかりの一般公開に51人のファンが集まり、「自分のTシャツを着てくれて声援は嬉しかった。力になる」と声援にガッツポーズで応えた。

 当初は1月開催だったが、武居の右肩関節唇損傷で延期に。デビューから8戦連続KO勝ちだったが、昨年2試合は判定勝ち。「野性味」を取り戻すことをテーマに掲げ、「感覚的には良い時の自分が帰ってきている。去年の2試合は凄く考えながらやっていた。もちろんそれも大事だけど、良くも悪くも感覚での練習もした。明日はリングに上がるのが楽しみ」と力を込めた。

 昨年9月以来、約9か月ぶりのリング。これまで同門の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の前座だったが、世界戦では初めてメインイベントを務める。リニューアルされた横浜BUNTAIでのボクシング興行は初めて。「迷惑を掛けてしまった人がたくさんいる。その分を取り戻して、爆発したい。燃えています。めちゃくちゃモチベーションが高い」と熱い気持ちを溢れさせた。

 バンタム級の王座は、WBCに中谷潤人(M.T)、IBFに西田凌佑(六島)、WBAにアントニオ・バルガス(米国)が就き、WBAには目の手術を受けた堤聖也(角海老宝石)も休養王者として存在する。6月8日には中谷と西田がベルトを懸けて激突。対戦を熱望していたWBC同級1位・那須川天心は11月頃に世界初挑戦を見据えており、世界戦線が活発化していく。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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