大谷がライブBPに登板

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日（日本時間26日）、敵地ニューヨークで行われたメッツ戦前に、打者と対戦する実戦練習「ライブBP」に登板した。2023年の9月に右ひじを手術しており、打者との対戦は同年8月23日（同24日）のレッズ戦以来、641日ぶり。登板を終えて発した言葉に日本人ファンからは「しれッとえぐいこと言ってるやん」「バグったままやんけ」といった驚きの声が続出している。

　大谷の“登板”は試合数時間前のシティフィールドで行われた。同僚のキム・ヘソン内野手ら、打者5人を相手に22球を投げ込んだ。この光景はキケ・ヘルナンデスら同僚がケージの後ろから見つめていただけでなく、メッツの首脳陣や選手までも凝視していたほど。注目度の高さがうかがい知れた。

　米専門メディア「ドジャース・ブリード・ロス・ポッドキャスト・ネットワーク」公式YouTubeチャンネルは大谷の登板後の囲み取材の様子を公開。球速が出ていたことについて問われると「バッターが立てば（球速が）上がるのは分かってはいましたけど、あまり上げすぎないように。1回目のライブなので96、7（マイル）は投げないようにしていましたが、最後の方は出ていた。いいところでもあり、でも、もう少し抑えながらいけばいいかなと」と語った。

　実戦形式の投球でいきなり97マイル（約156キロ）を計測しており、これでも抑えめだったという。これにはX上の日本人ファンは驚くと同時に、唖然とするばかり。「笑うしか無いよね。97mphって、抑えて出る球速だっけ？」「あ、これ本気で投げたら100マイル出る奴だ！」「しれっとえぐいこと言ってるやん」「2、3年ぶりの故障明けすぐに97マイルってwバグったままやんけ」「えっと、抑えて97マイルとか何の冗談ですか…？笑」「人間のフリが下手な野球星人」などと書き込んでいた。