重岡銀次朗、雪辱戦に向け前日計量パス “人生初黒星”から約10か月 因縁の相手と再戦
ボクシングのIBF世界ミニマム級(47.62キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日に、インテックス大阪で行われる。23日は大阪市内で前日計量が実施され、前同級王者・重岡銀次朗(ワタナベ)は47.6キロ、現王者ペドロ・タドゥラン(フィリピン)が47.4キロで一発パスした。“人生初黒星”を喫してから約10か月。ダイレクトリマッチで雪辱を狙う。興行は亀田興毅氏が手掛ける「3150×LUSHBOMU vol.6」で開催。試合はABEMAで無料生配信。戦績は25歳の重岡が11勝(9KO)1敗。28歳のタドゥランが17勝(13KO)4敗1分。

24日に重岡銀次朗VSペドロ・タドゥラン
ボクシングのIBF世界ミニマム級(47.62キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日に、インテックス大阪で行われる。23日は大阪市内で前日計量が実施され、前同級王者・重岡銀次朗(ワタナベ)は47.6キロ、現王者ペドロ・タドゥラン(フィリピン)が47.4キロで一発パスした。“人生初黒星”を喫してから約10か月。ダイレクトリマッチで雪辱を狙う。興行は亀田興毅氏が手掛ける「3150×LUSHBOMU vol.6」で開催。試合はABEMAで無料生配信。戦績は25歳の重岡が11勝(9KO)1敗。28歳のタドゥランが17勝(13KO)4敗1分。
重岡は、落ち着いた表情で計量台に乗った。リミットの47.62キロに迫る46.2キロで一発パス。クリアのアナウンスを聞くと、ポーズを決めて引き締まった身体を披露した。フェイスオフでは約20秒、因縁の相手をまっすぐ睨んだ。
会見では冒頭から「1回負けた選手がダイレクトリマッチで、もう一度、世界挑戦できることをありがたく思ってきた」と感謝を口にした。その上で「全てを出し切って変わったところを見せたい。結果で皆さんにお返しできたら」と決意を示した。「前回負けているが、明日は全く違う試合にする。僕も楽しみにしている」と自分に期待した。
アマチュア時代の戦績は兄・優大(ワタナベ)との試合を棄権した1敗のみで56勝1敗。プロ転向後も11勝1無効試合で、昨年7月にタドゥランの挑戦を受けた。しかし、結果は9回TKO負け。相手のタフネスと攻撃力の前に苦戦を強いられ、2回に負傷した右目が中盤から大きく腫れた。ロープ際の連打で防戦一方となったところでレフェリーストップ。“人生初黒星”を喫した。
右眼窩(がんか)底骨折の手術を乗り越え約10か月。自身のボクシングと向き合い、構えや練習時間の使い方などを見直した。王座返り咲きに向けて着々と準備を進めてきた。
一方のタドゥランは会見で「ファンの皆には俺が勝つのをみてもらいたい。素晴らしい試合にする」と意気込んだ。重岡については「動きは大体分かっている。対策をしてきていると思うが、俺も準備をしてきた。絶対に勝つ」と言い切った。
(THE ANSWER編集部)