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F1角田裕毅、SNSに集まる罵詈雑言は「いつも一線を越えている」 ジェスチャー巡る批判に注文「僕だけじゃない」

自動車レースのF1第7戦、エミリア・ロマーニャグランプリ(GP)は現地18日に決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は10位入賞を果たした。ただこの間、同16日のフリー走行で見せたジェスチャーを巡って、SNS上に罵詈雑言があふれる事態に。角田はこれに対し「一線を越えている」「F1が何か言うべき」と発言している。

角田裕毅【写真:ロイター】
角田裕毅【写真:ロイター】

レース中のアクシデント巡りSNS上にあふれる悪意

 自動車レースのF1第7戦、エミリア・ロマーニャグランプリ(GP)は現地18日に決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は10位入賞を果たした。ただこの間、同16日のフリー走行で見せたジェスチャーを巡って、SNS上に罵詈雑言があふれる事態に。角田はこれに対し「一線を越えている」「F1が何か言うべき」と発言している。

 事件は現地16日に行われた1回目のフリー走行で起きた。角田はフランコ・コラピント(アルピーヌ)に進路を阻まれ、不満を示すジェスチャーを示したとされている。これを快く思わなかったファンが敏感に反応し、SNSには角田を非難する声があふれた。

 米総合誌「ニューズウィーク」は「ユウキ・ツノダがネット上の誹謗中傷に反論、F1の介入を考慮」というタイトルの記事を掲載。角田の発言を紹介している。

 角田は批判を受けている場面を「トラフィックに巻き込まれ、それが何度も起これば、イライラするのは普通だ。僕には何かを言う権利はあると思う。間違ったことや酷いことは言っていない。不満を表現した、それだけだよ」と振り返った。

 その上で、SNS上に渦巻く度を超えた批判を「自国のドライバーを応援しているのは理解している。でも、彼らが言うことはいつも一線を越えていると思う。僕がこの発言をしたのは、対象が僕だけじゃなく、ドゥーハンもだからだ。彼らがエネルギーを持っているのは良いことだけど、コントロールしなくちゃ。彼らはそのエネルギーをより良い方向に使えると思うよ」とたしなめた。さらに「もし以降も酷くなり続けるようなら、F1が何かいうべきだろう」と“介入”もあるとみている。

 コラピントはドゥーハンの代役として起用され、これがアルピーヌでのデビュー戦。同じく「ニューズウイーク」の報道によれば、進路をふさいでしまったことを「昨日は僕が彼(ツノダ)をブロックしてしまった。彼は正しかった」と詫びる一方、SNSでの誹謗中傷には「彼らは敬意を払わないといけない。それが私たち皆の望みだ」と毅然とした態度を見せている。

(THE ANSWER編集部)



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