F1角田裕毅に集まる悪意の声 当事者がSTOPを懇願「敬意を払わないと」進路妨害→ジェスチャー巡り
自動車レース・F1第7戦エミリア・ロマーニャグランプリ(GP)で角田裕毅(レッドブル)のジェスチャーが一部ファンの怒りを買った問題を巡り、アルゼンチン人ドライバーの行動が脚光を浴びた。海外メディアは「ヘイトに対してファンに敬意を示すよう懇願」と、その振る舞いを伝えている。

F1エミリア・ロマーニャGP
自動車レース・F1第7戦エミリア・ロマーニャグランプリ(GP)で角田裕毅(レッドブル)のジェスチャーが一部ファンの怒りを買った問題を巡り、アルゼンチン人ドライバーの行動が脚光を浴びた。海外メディアは「ヘイトに対してファンに敬意を示すよう懇願」と、その振る舞いを伝えている。
事の発端は、16日(同17日)のフリー走行1回目。フランコ・コラピント(アルピーヌ)に進路妨害された際、角田が不満を示すジェスチャーを示したとされている。このリアクションを快く思わなかった一部ファンが敏感に反応。角田を非難する声がSNS上に溢れた中、米有名誌「ニューズウィーク」は「悪意のあるメッセージを発信した一部のファンに対して強い姿勢を示した」と、コラピントの行動に注目した。
アルゼンチン出身のコラピントはジャック・ドゥーハンの後任として起用。アルピーヌでの初陣になった中で「昨日は僕が彼(ツノダ)をブロックしてしまった。彼は正しかった」と非を認め、「この車で、このチームでの初日だったから、ミスコミュニケーションも少しあって難しかった」と詫びた。角田のジェスチャーにも「彼はおそらく怒っていたと思う。それは当然のことだ」と寛大に受け入れた。
SNS上での誹謗中傷には、毅然とした態度を表明。「彼らは敬意を払わないといけない。それが私たち皆の望みだ。ソーシャルメディアには多くのヘイトが溢れている……だからもちろん、我々はすべてのドライバーのために、敬意を払い、冷静であってほしいと願っています」と訴えていた。
コラピントは決勝レースで16位フィニッシュ。角田は予選での大クラッシュを受け、決勝は20番手扱いのピットレーンからのスタートだったが10位入賞を果たし、貴重な1ポイントを掴んだ。
(THE ANSWER編集部)