エンゼルスへ「オオタニを逃したことは許されない」それでも…ド軍に3連勝、新しい可能性を米メディア指摘
米大リーグ・エンゼルスは18日(日本時間19日)、敵地でドジャースと対戦し6-4で勝利。スイープを決めた。昨季ワールドシリーズを制覇したドジャースの撃破に米専門メディアも特集記事を掲載して注目している。

敵地ドジャース戦
米大リーグ・エンゼルスは18日(日本時間19日)、敵地でドジャースと対戦し6-4で勝利。スイープを決めた。昨季ワールドシリーズを制覇したドジャースの撃破に米専門メディアも特集記事を掲載して注目している。
盤石の6-2、打ち合いの11-9、追いつかれながらも粘った6-4。エンゼルスが世界一軍団に異なる試合展開で3連勝した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「エンゼルス、ライバルのドジャースを破って歓喜:『我々は球界最高のチームに3連勝した』」での見出しで原稿を掲載。第3戦は大谷の空振り三振で試合が終わり、23年まで在籍したエンゼルスとの関係性から記事が展開された。
「一生に一度しかない才能を逃したことは許されない。その汚点は永遠にエンゼルスの歴史に残るであろう」
記事では23年オフにドジャース移籍となった過去を厳しく指摘。ただ「しかし、彼(大谷)の新しいチームに3連勝し、彼が打席に立っている時に試合を終わらせたことは、少なくとも、低迷しているエンゼルスにこれからようやく何かが起きるかもしれないという予感を与えた」とエンゼルスの新しい可能性に触れた。
「3勝したことでこの状況を変えることはできない。しかし、それは青写真を示すものであり、少なくとも新進気鋭の若いコアメンバーが正当な貢献者となりうること、そしてこのレベルで勝利するための軌道があることを示す希望の表れである」と、ドジャースにスイープした事実の大きさを説明。ただ「いわゆる強いエンゼルスが戻ってきたという意味でもない」とも補足した。
実際、昨年のエンゼルスは大谷の移籍に加え、チームとしてもフランチャイズのワースト記録の99敗。10シーズン連続で負け越しとなった。今年は開幕から2週間で9勝5敗と好スタートも、その後は8勝20敗。この時期は「スランプのようには感じなかった」とバッサリ指摘した。
「この週末で、この事実は消えないだろうし、攻撃、守備、投手のスタッツすべてにおいてエンゼルスが球界ワーストに近い位置にいることも消えないだろう」と辛辣な意見を続けるも、最後には再び「この3試合はある程度の自信を与えてくれるだろう」と低迷するエンゼルスにとって流れが変わる試合になるのではないか、として記事を締めくくった。
(THE ANSWER編集部)