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尚弥戦興行で撮られた1枚に「鳥肌の構図」の声 強敵を完膚なきまでに…一瞬を収めた日本人カメラマン

「パンチを予見する男」の異名をとる世界的なボクシングカメラマン・福田直樹氏が、4日(日本時間5日)に米ラスベガスで4回1分58秒TKO勝ちを収めた東洋太平洋フェザー級(57.1キロ以下)王者・中野幹士(帝拳)の写真を公開した。

ペドロ・マルケスと対戦し4回TKO勝ちした中野幹士(左)【写真:荒川祐史】
ペドロ・マルケスと対戦し4回TKO勝ちした中野幹士(左)【写真:荒川祐史】

中野幹士の1枚

「パンチを予見する男」の異名をとる世界的なボクシングカメラマン・福田直樹氏が、4日(日本時間5日)に米ラスベガスで4回1分58秒TKO勝ちを収めた東洋太平洋フェザー級(57.1キロ以下)王者・中野幹士(帝拳)の写真を公開した。

 元WBO北米同級王者ペドロ・マルケス(プエルトリコ)との同級10回戦に臨んだ中野は、ダウン経験のない相手から5度もダウンを奪う完勝。「鉄の拳」の異名を持つ29歳が、米デビュー戦でド派手に強打を見せつけた。

 現地で撮影していた福田氏は、勝者・中野と敗れたマルケスの対比が見事な1枚の写真をインスタグラムに公開した。

 リングに倒れ、呆然とした表情で座り込むマルケスの向こう側で、中野は背中を見せながらも視線を送っている。コメントには「あんなに離れているのに、半端ない存在感」「鳥肌の構図」などと書き込まれた。

 井上尚弥がメインイベントを務めた興行で、確かな存在感を見せつけた中野。戦績はこれで13勝(12KO)、8連続KO勝利となり、ロンドン五輪金メダリストで元WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太氏もPrime Videoの解説で「完璧なアピールと言っていいですね」「(世界戦の)可能性あると思いますよ」と絶賛していた。

 この瞬間を撮った福田氏は、米国で最も権威があるとされるボクシング雑誌「ザ・リング」で特集されたこともある名カメラマン。2010年に全米ボクシング記者協会(BWAA)の最優秀写真賞を日本人として初めて受賞するなど、数々の栄誉に輝いている。

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