「こんな感動シーンがあったとは…」 救急搬送後に実現していた涙の抱擁、週末女子ゴルフの舞台裏に感激
11日まで茨城で行われた国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯は、37歳の申ジエ(スリーボンド)が藤田さいき(JBS)とのプレーオフを制し、メジャー通算5勝目。ツアー通算29勝目を挙げて幕を閉じた。敗れた藤田は体調不良でラウンド後に救急搬送されたものの、再びクラブハウスに戻って申ジエと抱擁。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が動画を公開すると、ファンから「こんな感動シーンがあったとは」「めっちゃ涙が出た」といった反響が寄せられている。

ワールドレディスサロンパス杯
11日まで茨城で行われた国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯は、37歳の申ジエ(スリーボンド)が藤田さいき(JBS)とのプレーオフを制し、メジャー通算5勝目。ツアー通算29勝目を挙げて幕を閉じた。敗れた藤田は体調不良でラウンド後に救急搬送されたものの、再びクラブハウスに戻って申ジエと抱擁。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が動画を公開すると、ファンから「こんな感動シーンがあったとは」「めっちゃ涙が出た」といった反響が寄せられている。
最後に思いを通じ合わせた。クラブハウス前で抱擁した藤田と申ジエ。マスク姿の藤田は声にならないような声で「最後まで……大好きだったよ。ホントに心の底からおめでとう。これからまだ……」と声をかけると、申も「そうだね。今度は体調万全で頑張るよ」と励ました。藤田が「頑張りましょう」と話すと、申は「ありがとう。おめでとう。ありがとう」と藤田の健闘を称えた。
40秒近く続いた2人の抱擁。ほどけた後、藤田は涙を拭いながら「最後、ナイスバーディー」と申の優勝を祝福。申も「ごめんね、先打たせてしまって。またいい勝負できるように頑張りましょう」と応えた。
JLPGA公式YouTubeチャンネルが「舞台裏で交わされた思い 藤田さいきが申ジエに伝えた“言葉”」と題して動画を公開。救急搬送された後、再びクラブハウスに戻って取材対応した藤田は「こんなにご迷惑をおかけして、ちゃんとジエちゃんに『おめでとう』を言いたかった」と涙を流していたが、その思いはしっかり伝えることができていた。
これにはファンからも「さいきさんが戻ってきて、こんな感動シーンがあったとは… 本当に素晴らしい選手同士の友情ですね」「めっちゃ涙が出た。スポーツマンシップってこれだよね。勝ち負けも大事だけど、相手のプレイヤーをリスペクトすることの方がもっと大切」「世界一になっただけあって、申プロは人としても超一流なのがすごくわかりました」「さいきさんのあふれる涙に心が震えてしまいました」「自分が見た試合の中で過去一感動した」「シンジエさんの心の深さを知りました」など、2人への称賛の声が広がっている。
(THE ANSWER編集部)