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悩める佐々木朗希の現状にロバーツ監督が懸念 「心配なのは球速よりも…」奪三振0降板、マイナー行きは否定

米大リーグのドジャース・佐々木朗希投手は9日(日本時間10日)の敵地ダイヤモンドバックス戦に先発したが、5回途中5安打5失点。大量の援護をもらいながら5回を投げ切れず、2勝目はお預けになった。一夜明けた10日(同11日)の同戦の試合前に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督が改めてルーキー右腕の現状に言及した。

ダイヤモンドバックス戦の試合前に取材に応じるロバーツ監督【写真:編集部】
ダイヤモンドバックス戦の試合前に取材に応じるロバーツ監督【写真:編集部】

前日のDバックス戦で5回途中降板

 米大リーグのドジャース・佐々木朗希投手は9日(日本時間10日)の敵地ダイヤモンドバックス戦に先発したが、5回途中5安打5失点。大量の援護をもらいながら5回を投げ切れず、2勝目はお預けになった。一夜明けた10日(同11日)、同戦の試合前に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督が改めてルーキー右腕の現状に言及した。

 プロ初の中5日で登板した佐々木は初回に2被弾で3失点する立ち上がり。味方打線から3回までに8点の大量援護をもらったものの、4回に先頭二塁打から1失点、5回先頭で四球を与えたところで降板した。奪三振はゼロ。球速も150キロ台前半にとどまる場面が目立った。前回3日(同4日)にブレーブス戦で初勝利を挙げたものの、順風満帆とはいかない。

 一夜明け、改めて口を開いたロバーツ監督は「彼は速球をうまく制球できていない」と述べた上で「また、球速が不安定なことが話題になっていることをわかっている。94マイル(約151.3キロ)は98マイル(約157.8キロ)と違う。スプリット、スライダー、カーブでストライクは取れているが……追い込むところまではできているが、決めきれていない」と懸念を示した。

 さらに「球速はそこまで心配していない」と以前に話していたものの、今回は序盤95マイル(約152.9キロ)にも届かなかったことについて心配のレベルを問われ、「心配しているとは言わないが、球速よりも制球のほうが心配している」と話した。

 ロバーツ監督は「球速が出ていなければ、より制球力が重要になってくる。98~99マイル(約157.8キロ~159.4キロ)でももちろん制球は重要だが、90マイル半ばだと、本当にしっかりコントロールしなければならない。ロウキもそれはわかっているし、我々も改善に取り組んでいる」と制球面を課題に挙げた。

「1年目のシーズンだから、このリーグのことを学び、適応するための猶予期間が必要だ」としながら「マイナー行きは今のところ全く考えていない」と否定。さらに「彼は未完成で成長途上と考えていたと思うが、現状は予想していたその範囲内に収まっているか」と問われると「確実にそうだ」と即答した。

「彼は間違いなく才能に溢れているが、フィニッシングスクールにいる(まだ未完成で学んでいる)状況だ。私たちはその覚悟ができていた。彼にとっては、完璧な成功を収められていないことを受け入れるのは難しいだろうが、ここは厳しいリーグなんだ」と伸びしろに期待した。

(THE ANSWER編集部)



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