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「24億円の大失策じゃないか」打率.135、好機で併殺…大不振ド軍32歳に渦巻く批判 専門メディアが諫める

米大リーグ・ドジャースは8日(日本時間9日)、敵地でダイヤモンドバックス戦に3-5で敗れた。先発の山本由伸投手が5回6安打、今季ワーストの5失点で3敗目(4勝)。接戦で痛かったのが、試合終盤、マイケル・コンフォート外野手が絶好のチャンスで併殺打に倒れた場面。今オフに1年1700万ドル(約24億6800万円)の契約で加入した32歳。打率.135と不振が続いており、米ファンの間でもやり玉に挙げられることが増えているが、ドジャースの専門メディアはこれを諫める投稿をX上で行った。

ドジャースのマイケル・コンフォート【写真:ロイター】
ドジャースのマイケル・コンフォート【写真:ロイター】

敵地ダイヤモンドバックス戦

 米大リーグ・ドジャースは8日(日本時間9日)、敵地でダイヤモンドバックス戦に3-5で敗れた。先発の山本由伸投手が5回6安打、今季ワーストの5失点で3敗目(4勝)。接戦で痛かったのが、試合終盤、マイケル・コンフォート外野手が絶好のチャンスで併殺打に倒れた場面。今オフに1年1700万ドル(約24億6800万円)の契約で加入した32歳。打率.135と不振が続いており、米ファンの間でもやり玉に挙げられることが増えているが、ドジャースの専門メディアはこれを諫める投稿をX上で行った。

 0-5で迎えた8回。2点を返し、なおも1死一、二塁。一発出れば同点の場面で7番コンフォートは高めの直球を引っ張った。二塁手マルテの好守に阻まれ、4-6-3の併殺。9回に大谷翔平投手の11号ソロで1点を返すも反撃及ばず。同地区ライバルとの初戦を落とした。決してコンフォートのみに責任があるわけではないが、ファンのフラストレーションが溜まるのには理由がある。今季1年1700万ドルの契約で加入。2桁本塁打を7度マークしている強打が期待されたが、ここまで打率.135、2本塁打、OPS.503、40三振と極度の不振にあえいでいる。

 そんな状況で、あるファンがX上で噛みついた。投稿主はドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」に対し、「ドジャー・ブルーが、なぜマイケル・コンフォートにこだわるのか分からない。1700万ドルの契約で大失策だったじゃないか」とチクリ。「ドジャー・ブル」はこれまでコンフォートに関する投稿に批判的なコメントがつくと「質の高い打席を見せた選手をなぜ批判するんだ?」「全てを正しくこなしたのに結果が悪いときもある、それは選手のせいではない」と数字より内容重視のスタンスを取り、復調を待っていた。

 それに納得がいかない様子だったファン。この投稿に対して「ドジャー・ブルー」は「我々は長いシーズンにわたる分析を提供するためにいる。7月末までチームが絶望的だと皆に思われていた昨シーズンのように、1年の浮き沈みによって左右されることはない」「たとえそのシーズンが悪くても、選手が打席で調子がいいなら、そう言っても構わない。シーズン全体が悪かったからといって、その打席がなかったかのようにする必要はない」と改めて主張。数字を切り取って批判するファンを諫めた。

 この日も3打数無安打1四球だったコンフォートだが、第1打席の中飛は打球速度101マイル(約162.5キロ)、第2打席の二直も110.9マイル(約178.5キロ)を記録。打球速度や角度などから割り出される予測打率はそれぞれ.610、.860とどちらもヒットになっていてもおかしくない当たりだった。ドジャースのロバーツ監督も「彼らの守備を称えなくてはならない。コンフォートのダブルプレーも、あれはマルテの素晴らしいプレーだった」とギリギリで併殺打を完成させた相手守備を称賛した。とはいえ、シーズンも開幕から1か月半。そろそろ結果が欲しいことも事実だ。

(THE ANSWER編集部)



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