ロバーツ監督、5失点山本由伸に「いつも通りの姿ではなかった」 満塁被弾につながる四球悔やむ「ストライクなら違うイニングに」
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は8日(日本時間9日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に先発し、5回6安打4奪三振、今季ワーストの5失点で3敗目(4勝)を喫した。打線は「1番・DH」で先発した大谷翔平投手が最終回に11号ソロを放つなど終盤に反撃するも、3-5で及ばなかった。山本についてドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「いつも通りのシャープな姿ではなかったと思う」と語った。

敵地ダイヤモンドバックス戦
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は8日(日本時間9日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に先発し、5回6安打4奪三振、今季ワーストの5失点で3敗目(4勝)を喫した。打線は「1番・DH」で先発した大谷翔平投手が最終回に11号ソロを放つなど終盤に反撃するも、3-5で及ばなかった。山本についてドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「いつも通りのシャープな姿ではなかったと思う」と語った。
初回をあっさり3人で抑えた山本。2回は2死から連打を浴びて一、二塁のピンチを迎えたが、8番トーマスからカーブで空振り三振を奪って切り抜けた。しかし4回、先頭から四球、内野安打、死球で無死満塁とすると、6番モレノに右越えのグランドスラムを被弾。勢いづいた敵地客席からは「BEAT LA(ドジャースを倒せ!)」の大合唱が沸き起こった。
山本は5回にもマルテに今季1号ソロを被弾。5回88球を投げ6安打1四球4奪三振、今季ワーストの5失点で無念の降板となった。試合前まで0.90だった防御率は1.80に上昇。両リーグトップの座から陥落した。
試合後、ロバーツ監督は取材に対し「いつも通りのシャープな姿ではなかったと思う。もし3-2からのパビン・スミスへの変化球がストライクだったら、違うイニングになっていたと思う」と振り返った。満塁弾を浴びた4回、山本は先頭のスミスにフルカウントから四球。際どいコースだったが、ここから満塁のピンチを招いた。
「正直に言えば、モレノは素晴らしいスイングをしたと思うよ。2-0からのカッターで、不利なカウントから逆玉になってしまった」とも語ったロバーツ監督。加えて「マルテのホームラン。あれは良い投球だったと思うよ。低めのインコース」とコメント。打った相手を称えた。「だがもう一度言うが、彼はただただ完全にシャープではなかったということだ」と山本について評している。
(THE ANSWER編集部)