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井岡一翔と再戦、王者マルティネスが会見遅刻「タクシーが渋滞に」 9分遅れもガム噛み不敵 サイン対応も影響か

ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチに出場する前同級王者・井岡一翔(志成)が9日、東京・大田区総合体育館で11日に行われる現王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との直接の再戦に向け、都内で調印式に臨んだ。興行はABEMAで無料生配信。戦績は36歳の井岡が31勝(16KO)3敗1分、33歳のマルティネスが17勝(9KO)。

会見に出席したフェルナンド・マルティネス【写真:浜田洋平】
会見に出席したフェルナンド・マルティネス【写真:浜田洋平】

11日に井岡一翔VSフェルナンド・マルティネス

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチに出場する前同級王者・井岡一翔(志成)が9日、東京・大田区総合体育館で11日に行われる現王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との直接の再戦に向け、都内で調印式に臨んだ。興行はABEMAで無料生配信。戦績は36歳の井岡が31勝(16KO)3敗1分、33歳のマルティネスが17勝(9KO)。

 会見は正午開始予定だったが、3分ほど前になって司会者がマルティネスの遅刻をアナウンス。「少々お時間がかかるとのことです。渋谷の近くにはいますが、若干の遅延です」と説明。さらに12時2分に「定刻は過ぎていますが、マルティネス選手の到着待ちです」と再びアナウンスされた。

 直後の12時3分に陣営と会場入り。サングラスにマスク姿で完全防備だった。ベルトとともに大好きなドラゴンボールの主人公・孫悟空のフィギュアを持参。その後、別室で相手を待っていた井岡が入場し、9分遅れで会見が始まった。

 マルティネスは不敵にガムを噛みながら調印とグラブチェックに臨んだ。マイクを握り「皆さん、こんにちは。まずプロモーターに感謝したい。俺をここまで信頼し、導いてくれた。今、俺はここにいられて幸せだ。健康でここにいられる。日曜は楽しみだ」と意気込んだ。

 さらに「イオカをアルゼンチンに招待したい。ステーキなど国の料理をご馳走したい」と笑い、招待したい理由について「アルゼンチン人がグルメだとお知らせしたい。良い料理を食べていること、アルゼンチンのステーキはまた違う。エンパナーダも違う。質の高い料理があるんだ」と説明した。

 井岡は「無事に調印を終えられて安心しています。前回はできなかったので嬉しく思います」と冷静。「印象は前回戦った時と変わらない。久々に対面して元気そうでよかった」と明かした。自身の不利予想だが「今回に限らずそういう予想は全く気にしていない。前回の試合があっての評価なので仕方ない。勝利してそれを覆したい」と決意を込めた。

 マルティネスも優位予想には「みんなポテンシャルを見て言っていると思う。ポテンシャルで評価をしているのかもしれない。最もいい状態の選手が勝つ。1年、練習をしてきた。去年はインフルエンザで試合ができなかったけど、それ以降の15日間の休み以外は練習に費やしてきた」と自信を見せた。

 マルティネス陣営は「タクシーが渋滞にハマった。でも我々を連れてきたのは日本人。だから詳しい理由はわからない」と遅刻を釈明。関係者によると、出発時に日本のファンにサイン対応をしたことも影響したという。

 井岡は2024年7月以来、マルティネスと再戦する。当時、IBF同級王者だったマルティネスに王座統一戦で0-3の判定負け。WBA王座から陥落した。マルティネスはIBF王座を返上し、大みそかに井岡との再戦予定だったが、来日後にインフルエンザに感染。試合は延期となっていた。

 井岡が勝てば36歳1か月で王座奪取となり、元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏の35歳9か月の日本男子最年長の記録を更新する。

 今興行では、WBA世界スーパーフェザー級4位・堤駿斗(志成)が、同級15位ハイメ・アルボレダ(パナマ)と133ポンド(約60.3キロ)契約10回戦に臨む。また、WBA世界ライトフライ級6位・吉良大弥(志成)が、110ポンド(約49.8キロ)契約8回戦で、同級13位ジャクソン・サパタ(ベネズエラ)と対戦する。

(THE ANSWER編集部)



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