ESPNが中継

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）は4日（日本時間5日）、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス（米国）と防衛戦を行う。米国の大手放送局「ESPN」は、大谷翔平と合わせて試合前に注目を寄せた。異競技の日本人2人に異例と言えるフォーカス。ネット上でも興奮の声が上がっている。

　2021年6月以来、3度目となる本場ラスベガス上陸。圧倒的な強さから「モンスター」の愛称がつく井上の一戦とともに、同日にブレーブス戦を控える大谷が紹介された。

　ともに日本が誇るスーパースター。「ESPN」はブレーブス戦の後に井上の試合を中継予定で、この2人を並べた画像を公式Xに投稿。米国の大手メディアが異競技の日本人2人に同時に脚光を当てるのは珍しい。

　文面では「見逃せない『モンスター』の共演だ　今夜はダイヤモンドやリングの上で活躍する大スターたちが勢ぞろいだ」と伝えた。米ファンからも興奮の声が上がっている。

「これで今日1日を頑張れる」
「素晴らしい夜になるな」
「スポーツにとって素晴らしい日だ」
「これは最高だ」
「最高なショーが見れるのは間違いないな」

　日本ファンも「日本人怪物リレーに」「ブレーブス戦の後はモンスター！」などと反応した。戦績は32歳の井上が29勝（26KO）、29歳のカルデナスが26勝（14KO）1敗。井上は4度目の4団体同時防衛に成功すれば世界最多タイ記録。KO勝ちなら、元世界ヘビー級王者ジョー・ルイス（米国）を超える歴代単独最多の世界戦23KOとなる。