復活Vの菅沼菜々に父が伝えた「いつ辞めてもいい」 発信する娘に感じた“心労”「受け入れるつもりでした」
鮮やかブルーのウェアで登場した理由「縁を感じた」
そして、目の前で見た復活優勝。最終18番パー3で、菅沼が放った第1打がグリーンをオーバーした際は「心拍数が上がった」と苦笑い。だが、アプローチに入る前には「練習通りにやれば大丈夫だと思っていました。あそこまで寄るとは思いませんでしたが(笑)」と、愛娘の技術とハートの強さを信じていたことを振り返った。
さらに、パナソニックグループが特別協賛する大会での優勝も「縁を感じた」という。
「実は昨年1月、パナソニックホームズさんで新しい家を建てたんです。それもあって、今日のウェアはパナソニックさんのカラーである青にしたんだと思います」
これについては、菅沼も優勝会見で「前にプロアマでパナソニックの方と一緒に回らせていただいたご縁で、パナソニックさんで家を建てて父と母にプレゼントしました。最終日に青のウェアを着ることも決めていました」と明かした。
仲の良い家族。真一さんは今後も、広場恐怖症で交通機関を利用できない愛娘のために、長距離運転を続ける決意を明かした。
「九州になると、休憩も入れて20時間になることもあります。マネジャーと一緒に半分半分で頑張ります。(菅沼の)来週からの予定は決まっていなかったのですが、(優勝で)また試合に出られることになったので、キャディーさんも探さないと」
父子に共通しているのは、話上手で明るいところ。温かい“名物父子”がツアーに戻り、女子ゴルフはさらに盛り上がりそうだ。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)