日本人独占のバンタム級世界戦線に刺客 パッキャオ2世と契約の亀田興毅氏「必ず世界王者に」
ボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏が手掛ける興行「3150×LUSHBOMU」が2日、東洋太平洋バンタム級王者ケネス・ラバー(フィリピン)と契約したことを発表した。

「3150×LUSHBOMU」が共同プロモート
ボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏が手掛ける興行「3150×LUSHBOMU」が2日、東洋太平洋バンタム級王者ケネス・ラバー(フィリピン)と契約したことを発表した。
ラバーは2020年プロデビューの23歳。身長168センチの左ボクサーファイターで「ラバーボーイ(愛くるしい少年)の愛称を持つ。14戦全勝(9KO)を誇り、母国では“パッキャオ2世”として期待されている。
昨年12月のデカナルド闘凜生(六島)戦、今年3月の前王者・栗原慶太(一力)戦の直近2試合はともに初回TKO勝ち。契約はラバーのマネジャーを務める元世界2階級制覇王者ジェリー・ペニャロサ氏とともに日本、フィリピンの両国で共同プロモートしていく。
亀田氏とペニャロサ氏は発表を通じ、以下のコメントを寄せた。
亀田氏「現在のフィリピンボクシング界で最高の逸材であるケネス・ラバー選手と契約を締結できたことを、ペニャロサ氏、ラバー選手に感謝しております。ラバー選手は非常に才能に恵まれた選手で、練習熱心な選手であるとも聞いております。近い将来、必ずバンタム級の世界王者になる選手と確信しておりますので、日本の選手が王座を独占しているバンタム級の世界戦線に挑んでいければと思います」
ペニャロサ氏「この度は『3150×LUSHBOMU』ファウンダーの亀田興毅さんから素晴らしいオファーをいただきました。亀田さん自身が3階級制覇王者でもあり、ボクサーの気持ちを理解されていて、日本でも数多くの世界戦を開催されている素晴らしいプロモーターです。ケネスにとっても素晴らしい契約ができたと思います。今後は亀田さんと一緒にケネスを世界王者に導いていければと思います」
ラバーの世界ランクはWBC15位、IBF11位。同級はWBAに堤聖也(角海老宝石)、WBCに中谷潤人(M.T)、WBOに武居由樹(大橋)、IBFに西田凌佑(六島)と日本人4人が主要団体の王座を独占している。中谷と西田は6月8日に東京・有明コロシアムで王座統一戦を行う。
(THE ANSWER編集部)