「3150×LUSHBOMU vol.6」の追加カード発表

　ボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏が1日、大阪市内のジムで会見し、24日にインテックス大阪で開催する興行「3150×LUSHBOMU vol.6」の追加カードを発表した。ヘビー級ノンタイトル8回戦で、前日本王者・但馬ミツロ（亀田）がハーバート・マトヴ（ウガンダ）と対戦。戦績は30歳の但馬が12勝（10KO）1敗、30歳のマトヴが7勝（6KO）1敗。

　東洋太平洋8位の但馬はアフリカ地域王座の獲得経験があるマトヴと激突。相手は突撃力から「BLACK BOMBER（黒い爆撃機）」の愛称を持つ。

　但馬は2024年3月にプロ初黒星。同12月の再起戦で初回KO勝ちし、3月にも4回TKO勝ちした。復帰後3連勝へ「試合間隔は短くても問題ないです。自分は亀田ファウンダーから与えられた試合をしっかり勝っていくだけです。前回の試合が終わってからはダメージもなかったので、試合の翌週からフィジカルトレーニングを始めました」と明かした。

　相手について「とても短い間隔で試合をしている選手なので、試合のたびにどんどん強くなっている選手だと思います」と説明。「身長も高く（193センチ）、決してやりやすい相手ではないですが、鍛えているフィジカルの強みを出して、戦術面でも圧倒できる試合をしたいですね」と意気込んだ。

　さらに「今年は体重を落としながらフィジカルを鍛えて、最終的には世界ランカーと戦うレベルまでいければと思います」と今後の展望に言及。下の階級に主戦場を移し、世界を狙う。

　同興行のメインイベントでは、IBF世界フェザー級1位・亀田和毅（TMK）が同級王者アンジェロ・レオ（米国）に挑戦。セミファイナルでは、前IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗（ワタナベ）が王者ペドロ・タドゥラン（フィリピン）と直接の再戦を迎える。興行はABEMAで無料生配信。残りのアンダーカードは後日発表される。