西郷真央逆転Vの裏で…悪夢のようなミスがあった 優勝目前で痛恨、米メディア「現実とは思えない」
米女子ゴルフのメジャー初戦・シェブロン選手権は27日(日本時間28日)、米テキサス州のカールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位から出た23歳の西郷真央(島津製作所)は通算7アンダーで並んだ5人のプレーオフを制し、米ツアー初優勝を遂げた。一方、優勝を目前にしていたタイの29歳選手は痛恨のミスショットでV逸。米メディアは「現実とは思えないほどだった」「あからさまなミス」などと報じている。

シェブロン選手権
米女子ゴルフのメジャー初戦・シェブロン選手権は27日(日本時間28日)、米テキサス州のカールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位から出た23歳の西郷真央(島津製作所)は通算7アンダーで並んだ5人のプレーオフを制し、米ツアー初優勝を遂げた。一方、優勝を目前にしていたタイの29歳選手は痛恨のミスショットでV逸。米メディアは「現実とは思えないほどだった」「あからさまなミス」などと報じている。
最終日の18番ホール。2位に1打差をつけていたタイ出身の29歳、アリヤ・ジュタヌガーンは第2打はグリーンを外し、セミラフに転がった。いわゆる“寄せワン”でもバーディーとなり、圧倒的有利な展開だった。だが、第3打はボール手前をたたく形の“ダフリ”となり、その弾みで当たったボールはわずかに動いただけというミス。気を取り直して打った第4打はカップのわずか横にそれてチップインとはいかなかった。大きくオーバーした返しのパットも入らず、まさかのボギー。後続に追いつかれてプレーオフを戦わざるを得なくなった。
米専門誌「ゴルフウィーク」はこのプレーについて「衝撃的な展開はあまりにも速く起こり、まるで現実とは思えないほどだった」と表現。「上空から撮影した映像では、ジュタヌガーンのボールがわずか数インチしか前進していないことを示した」と説明した。
また、米専門誌「ゴルフ・ダイジェスト」は「4年間、ツアーでの勝利がなく、2018年以来メジャー優勝もないジュタヌガーンは、あからさまにチップショットをミスしてしまった。念のため言うと、彼女は1打差でリードしていた。もしアップ・アンド・ダウンでバーディーを狙えていれば、今年最初のLPGAメジャー優勝はほぼ確定していただろう」と痛恨の一打だったことに触れている。
ジュタヌガーンはプレーオフでも2メートルのバーディーパットを外して終戦。ツアーでは4年ぶり、メジャーにおいては7年ぶりの優勝を目前にしながら、悔やみきれないミスとなった。
(THE ANSWER編集部)