「ゴルフで水に入るのが最高なのは…」 西郷真央の涙を隠した“V恒例儀式”に米記者が粋な喝采
米女子ゴルフのメジャー初戦・シェブロン選手権は27日(日本時間28日)、米テキサス州のカールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72)で最終日が開催。首位から出た23歳の西郷真央(島津製作所)は通算7アンダーで並んだ5人のプレーオフを制し、米ツアー初優勝を挙げた。激闘後、恒例儀式となっている池へのダイブを敢行。海外記者は「ゴルフで水に入るのが最高なのはこの瞬間だけ」と冗談を交えて祝福の声を伝えている。

シェブロン選手権
米女子ゴルフのメジャー初戦・シェブロン選手権は27日(日本時間28日)、米テキサス州のカールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72)で最終日が開催。首位から出た23歳の西郷真央(島津製作所)は通算7アンダーで並んだ5人のプレーオフを制し、米ツアー初優勝を挙げた。激闘後、恒例儀式となっている池へのダイブを敢行。海外記者は「ゴルフで水に入るのが最高なのはこの瞬間だけ」と冗談を交えて祝福の声を伝えている。
豪快に飛び込んだ。激闘を制し、大粒の涙を流した西郷が向かった先にあったのは池。チーム関係者らと並んで飛び込むと水しぶきが上がり、水面から顔を出すと、笑顔を覗かせ、涙も隠れた。中継を行ったWOWOWのインタビューで「もうめっちゃ深くて溺れるかと思った」と、優勝の恒例行事を体験し、思わず本音も漏れた。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のロサンゼルス地元局「KCAL-TV」でレポーターを務めるジル・ペインター・ロペスさんはXで「日本のゴルファー、マオ・サイゴウが池に飛び込んだ! ゴルフで水に入るのが最高なのはこの瞬間だけ」と、独特な表現で祝福。「彼女のLPGA初優勝は、シェブロン選手権でのメジャーで、プレーオフ1ホール目で4人の選手を破っての勝利だった。スポーツって素晴らしい」と綴った。
西郷は千葉県出身の23歳。国内ツアーでは通算6勝。2022年には年間5勝でメルセデスランキングでも2位に入っていた。24年から米ツアーに本格参戦し、日本勢では34年ぶりの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を獲得。今年2年目を迎えていた。
日本勢の海外メジャー制覇は樋口久子(1977年)、渋野日向子(2019年)、笹生優花(21、24年)、古江彩佳(24年)に続く5人目の快挙。2年連続は初めてとなり、西郷の優勝で5大メジャー全てを制した。
(THE ANSWER編集部)