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「言葉は悪いけど…負けたら死ぬ覚悟」 日本人初の快挙へ、ボクサー佐々木尽がついに世界挑戦

「負けたら死ぬくらいの覚悟」と意気込みを語った佐々木【写真:浜田洋平】
「負けたら死ぬくらいの覚悟」と意気込みを語った佐々木【写真:浜田洋平】

視察した防衛戦で王者と対面「アジア人を舐めた感じはない」

 佐々木は2023年1月にWBOアジアパシフィック(AP)同級王座を奪取し、24年5月に東洋太平洋王座も獲得した。世界ランクはWBO2位のほか、WBA4位、WBC5位、IBF4位と主要4団体全てで上位入り。WBOAP王座は5度、東洋太平洋王座は2度防衛し、念願の世界戦を迎える。

 前日にラスベガス合宿から帰国。現地ではメキシコやキューバなど、実力者たちと40回超のスパーリングで腕を磨いた。最初は慣れない独特なスタイルに苦戦したが、徐々に対応。「海外の選手は打った後に凄く動く。今までの自分だと当たらなかった。先を読んで動くのが大切。それを徹底的にやった」と成長を実感した。

 米滞在序盤の3月末にはノーマンJr.の防衛戦を視察。英語で書いた挑戦状を王者に手渡し、対戦実現をアピールしていた。

「身長は1センチくらい僕が高い。オーラは全然感じなかったけど、アメリカ人のアジア人を舐めた感じがない。これは本気でいかないと勝てないと思った。本物の選手だなと。勝算はめちゃくちゃあります。これをものにしないと人生終わり。KOしか考えていないし、盛り上げてナンボだと思う。自分は性格的にディフェンシブにはならない。攻撃が最大の防御。ガンガンいきたい」

 自慢の強打でぶっ倒すイメージは十分にできている。

【6月19日の主な対戦カード】

▽WBO世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦
王者ブライアン・ノーマンJr.(米国)
VS
同級2位・佐々木尽(八王子中屋)

▽東洋太平洋ウェルター級王座決定戦12回戦
同級8位・田中空(大橋)
VS
同級4位・小畑武尊(ダッシュ東保)

▽日本フェザー級王座決定戦10回戦
同級1位・大久祐哉(金子)
VS
同級2位・阿部麗也(KG大和)

▽IBF世界ライトフライ級王座決定戦12回戦
同級1位クリスチャン・アラネタ(フィリピン)
VS
同級2位タノンサック・シムシー(タイ)

▽76.2キロ契約
森脇唯人(ワールドスポーツ)
VS
ベク・ハソ(モンゴル)

▽フェザー級8回戦
大橋蓮(大橋)
VS
ラン・コウコウ(中国)

▽東日本新人王予選4回戦
山口聖矢(大橋)
VS
木内凌佑(セレス)

(THE ANSWER編集部)



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