井上尚弥が渡米前に熱烈応援「調子に乗っちゃダメだよ」 幼馴染の山口聖矢が184秒TKO勝ち
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が21日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムでスパーリングを行った。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

東日本新人王ライト級予選4回戦
ボクシングの東日本新人王ライト級(61.2キロ以下)予選4回戦が22日、東京・後楽園ホールで行われ、山口聖矢(大橋)が栗原宗太郎(E&Jカシアス)に初回3分4秒TKO勝ちした。幼馴染の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がリングサイドで観戦。秒殺KOで「調子に乗っちゃダメだよ」と釘を刺され、「優勝を狙わないと」と気を引き締めた。戦績は山口が3勝(2KO)1敗、栗原が1勝(1KO)1敗1分。
タイミングよくぶっ倒した。初回終了間際、山口は距離が詰まったところでカウンター。右ストレートがドンピシャで突き刺さり、TKO勝ちを決めた。練習を積んできたジャブが効果を発揮し「やっているうちに(右が)当たるかなと思っていた。倒してもすぐに行かなきゃって感じではなく、冷静でした」と汗を拭った。
自身は元Jリーガー。この日は米ラスベガスの防衛戦に向け、渡米を控えた井上が弟の前WBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)とリングサイドで観戦。山口はグータッチを交わした。「『頑張れ』という気持ちをもらったので、『ありがとう』と返した」。取材中に井上が現れ「調子に乗っちゃダメだよ。帰ったら練習」と冗談交じりに笑顔でチクリ。「お疲れ!」と労われた。

山口は「心置きなくラスベガスの試合を応援できるのでよかったです。『頑張れ』と言ってくれたし、優勝しないといけない」と後押しを喜んだ。
(THE ANSWER編集部)