「なんてこった!」 岩井明愛の一打に日本人熱狂「凄すぎる!」 週末の米女子ゴルフで堂々優勝争い
米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのJMイーグルLA選手権は20日(日本時間21日)、米カリフォルニア州エル・カバレロCC(6679ヤード、パー72)で最終日が行われ、22歳の岩井明愛(Honda)は通算20アンダーで2位となった。1打差で優勝を逃した岩井だが、好プレーの連続で観客を沸かせた。

JMイーグルLA選手権
米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのJMイーグルLA選手権は20日(日本時間21日)、米カリフォルニア州エル・カバレロCC(6679ヤード、パー72)で最終日が行われ、22歳の岩井明愛(Honda)は通算20アンダーで2位となった。1打差で優勝を逃した岩井だが、好プレーの連続で観客を沸かせた。
初日9位タイの好スタートを切った岩井。第2日には、5番パー4でイーグルを奪取。両手を上げて喜ぶと、ギャラリーも「イェーイ!」「フォー!」と熱狂した。第3日は、1番でイーグルを奪うなど、ボギーフリーの64で回り、首位タイに浮上した。最終日はイングリッド・リンドブラッド(スウェーデン)を追いかける展開となったが、16番でバーディーを奪い追いついた。しかし、18番で決めればプレーオフとなるパーパットがわずかに外れ、1打差で優勝を逃した。
この4日間、合計2イーグル、22バーディーをマークしてファンを魅了した岩井。LPGAツアー公式Xも岩井のプレー動画を複数投稿して脚光を浴びせた。好ショットの連発に、ネット上の日本人ファンからは「めっちゃナイスショットでした」「おおっ!! スゴイ!!」「なんてこった!」「米ツアーに行って2度目の優勝争い。凄すぎる!」「『バーディ・マシーン』!岩井明愛」と称賛が贈られた。
米国で試合を中継した専門局「ゴルフチャンネル」の放送席では、最終日の18番で岩井がパーパットを外すと、実況が「まだ4試合目ですが、またもや僅差で敗れました。1打差で優勝を逃しました。タイでも同様でした。このボギーは痛かった」と反応。2月のホンダLPGAタイランドでも最終日まで優勝争いを演じたことに触れた。
2007年のクラフト・ナビスコ選手権で優勝した解説のモーガン・プレッセル(米国)は「これは心が痛むでしょうね。大チャンスでした」と同情。「でも、彼女は継続して自分自身を優勝争いに絡む位置に身を置いています。遅かれ早かれ優勝するでしょう」と期待していた。
今大会の賞金総額は375万ドル(約5億3400万円)。優勝したリンドブラッドは56万2500ドル(約8000万円)を獲得。2位の岩井は賞金34万6318ドル(約4930万円)を獲得した。今季から同ツアーに本格参戦した岩井だが、今季は4試合に出場して3試合で予選通過し、2位に2度入っている。米国での注目度も上がっているようだ。
(THE ANSWER編集部)