1周目でまさかのリタイアも…角田裕毅は「不運だった」 チーム代表は擁護、壁に激突しダメージ「大きすぎ」
自動車レースのF1は、第5戦サウジアラビアグランプリ(GP)の決勝を20日(日本時間21日)に行い、角田裕毅(レッドブル)は1周目にピエール・ガスリー(アルピーヌ)と接触して今季初のリタイアとなった。開始早々にコースから消えるというまさかの展開にも、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は「ユウキは不運だった」と擁護する姿勢を見せている。

サウジアラビアGPは昇格後初のリタイア
自動車レースのF1は、第5戦サウジアラビアグランプリ(GP)の決勝を20日(日本時間21日)に行い、角田裕毅(レッドブル)は1周目にピエール・ガスリー(アルピーヌ)と接触して今季初のリタイアとなった。開始早々にコースから消えるというまさかの展開にも、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は「ユウキは不運だった」と擁護する姿勢を見せている。
角田は現地19日の予選でQ3進出し、決勝はレッドブルへの昇格後最高となる8番グリッドからのスタート。ただ直後から9番手のガスリーとの激しいポジション争いとなり、コースが狭いこともあってマシンが接触した。2台ともスピンし、後輪から壁に激突。角田は何とかピットまで戻ったものの、リタイアするしかなかった。ガスリーはリアウイングが吹っ飛んでおり、激しい衝撃がうかがえる。
今季の開幕を傘下チームのレーシングブルズで迎えた角田は、これがレッドブルに昇格して3戦目。これまで日本GPが12位、バーレーンGPが9位。今回はまさかの1周目リタイアという結果に終わった。レーシングブルズ時代から安定感が課題とされてきたが、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は擁護するスタンスのようだ。
レース後に自身のインスタグラムを更新し「スタート直後にガスリーとの事故に巻き込まれたユウキにとっては不運だった。ピットレーンでマシンをよく確認したが、リアへのダメージが大きすぎたため、リタイアせざるを得なかった」と状況を説明した。5月2日に開幕する次戦マイアミGP(米国)での走りが注目される。
(THE ANSWER編集部)