リフト転倒のミス「罪悪感ある」 “うたまさ”国別対抗戦RDは6位 反省の森田「凄く申し訳ない」
フィギュアスケートの国別対抗戦が17日、東京体育館で開幕。この日最初の種目となったアイスダンスのリズムダンス(RD)で“うたまさ”こと吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)は56.63点の6位となった。終盤のリフトで転倒。森田は「罪悪感を感じている部分がある」と悔しがった。

フィギュアスケート国別対抗戦
フィギュアスケートの国別対抗戦が17日、東京体育館で開幕。この日最初の種目となったアイスダンスのリズムダンス(RD)で“うたまさ”こと吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)は56.63点の6位となった。終盤のリフトで転倒。森田は「罪悪感を感じている部分がある」と悔しがった。
大会トップバッターでの演技。日の丸を用意したファンの手拍子に乗って軽やかに演技した。後半、曲調が変わるとより一層パワフルに。しかし最終盤のリフトで森田が吉田を持ち上げ、回転した後に転倒。2人にケガはなかったが、大きなミスとなった。
演技後の取材に対し、森田は「大きなミスをしてしまって僕自身、罪悪感を感じている部分がある。リフトは上がったら男性の仕事。凄く申し訳なく思っている」と反省。頭も下げたが「それを明日に持ち越していたらダメなので、フリーダンスは切り替えて滑り切りたい」と前を向いた。
吉田は「リフトのミスがあるときは大体どちらかが早いか遅い。タイミングの問題かなと」と分析。国別対抗戦は初出場で「私たちは一生懸命やっているのが前面に出ているけれど、トップの方たちはこなれている感じが上手。見てる方が疲れない演技をしているので、勉強したい」と他国の演技から学びたい考えも示した。
国別対抗戦は2014年ソチ五輪からの団体戦正式種目採用に先駆ける形で、09年から始まった。2年に1度、ISU(国際スケート連盟)主催の国際大会最終戦として行われる。ISU主要大会で獲得した世界ポイントランキングを合計した上位6か国が出場。今大会は日本、米国、イタリア、フランス、カナダ、初出場のジョージアが争う。
選手構成は男女2名ずつにペアとアイスダンス1組ずつ。SP&RD、フリーでそれぞれ1位が12ポイント、2位が11ポイント……と得点が加算され、国ごとに選手のポイントを合算した総合獲得ポイントで順位が決まる。日本は12年、17年と過去2度の世界一に輝いている。
(THE ANSWER編集部)