ドシャース戦前に生まれた「一生忘れない瞬間」 1週間努力した母、迎えた選手「最高だったよ」
米大リーグ・ドジャースは、16日(日本時間17日)の本拠地ロッキーズ戦に8-7で勝利した。試合前には、トミー・エドマン内野手の母親が始球式に登板。拍手に包まれた舞台裏の様子を米地元局レポーターが紹介している。

トミー・エドマン内野手の母
米大リーグ・ドジャースは、16日(日本時間17日)の本拠地ロッキーズ戦に8-7で勝利した。試合前には、トミー・エドマン内野手の母親が始球式に登板。拍手に包まれた舞台裏の様子を米地元局レポーターが紹介している。
エドマンの背番号25を背負ってマウンドにあがった女性。捕手役を務めた息子に向かって投げ込んだボールは、大きく逸れて、一塁側ベンチ方向へと転がった。ストライク投球とはいかず、思わず頭を抱えた母親だったが、エドマンが駆け寄ってハグを交わすとファンから温かい拍手が送られた。
MLB公式Xは「トミー・エドマンが一生忘れない瞬間。ドジャースでのコリアン・ヘリテージ・ナイトで、彼の母が始球式を務めた」として動画を投稿。この日は韓国文化を伝える企画を実施。エドマンの母親は韓国生まれで、エドマン自身も2023年のワールド・ベースボール・クラシックには韓国代表として出場した。
動画内では米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」のレポーター、キルステン・ワトソンさんが始球式前後の様子をレポート。「試合前のエドマンによると、彼女は1週間、ずっと練習してトミーに動画を送っていたそうです。彼女は少し緊張しているとも話していました」と明かした。
続けて「お母さんはドジャースファンとして育ったそうで、(エドマンは)ドジャーブルーをまとった彼女を見るのは特別だと話していました。トミーは始球式後に、『大丈夫。最高だったよ』と母に声をかけると、『一生懸命練習したのに……』と言われたそうです」と、試合後の母子の交流を伝えていた。
(THE ANSWER編集部)