侍ジャパン、11月に韓国と初の強化試合 井端監督「勝ちにこだわりたい」26年WBCの前哨戦
野球日本代表「侍ジャパン」は17日、韓国代表との強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本 vs 韓国」の開催を発表した。11月15、16日に東京ドームで対戦。2026年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドで同組に入ったライバルとの前哨戦となる。

ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本 vs 韓国
野球日本代表「侍ジャパン」は17日、韓国代表との強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本 vs 韓国」の開催を発表した。11月15、16日に東京ドームで対戦。2026年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドで同組に入ったライバルとの前哨戦となる。この日、都内で会見が行われ、侍ジャパンの井端弘和監督、韓国のリュ・ジヒョン監督が意気込みを語った。
異例の日韓戦が実現する。五輪やWBC、プレミア12といった国際大会で何度も激闘を繰り広げてきた両国。しかし、強化試合での対戦はこれまで一度もない。直近の対戦は昨年11月15日のプレミア12オープニングラウンド第2戦。日本が6-3で勝利している。
会見に登壇した日本野球機構の榊原定征コミッショナーは「今回の大会は2026年3月のWBCを見据えて臨む、両国にとって非常に大事な試合。韓国とは今回が初めての強化試合だが、これまでに数々の国際大会で多くの名勝負を繰り広げてきたライバル。WBCでも1次ラウンドで対戦することが決まっている。最大の強敵といっても過言ではない相手。熱戦を期待している」と意義を語った。
韓国野球委員会コミッショナーのホ・グヨン氏は「日本代表は近年の国際大会で頂点の座を譲ることのない世界最強のチーム」と敬意。「11月はWBCを3か月後に控えた非常に重要な時期。韓国代表にとっても本当にいい経験になる。国交を結んで60周年の年になる。試合も大切だが、強化試合を通じて両国の友情をさらに深める特別な時間になることを期待している」と話した。
侍ジャパンの井端監督は「来年のWBCを見据えた非常に大事な試合になると思っている。決まっているかわからないが、11月の時期にピッチクロックなどの大会ルールを経験するよい機会になる。MLB以外の選手が1年でどれだけ成長しているか見る機会になる。強化試合とはいえ、勝ちにこだわりたい」と意気込んだ。
韓国のリュ・ジヒョン監督は「今回の強化試合は代表監督に就任後、国際試合デビュー戦になる。代表チーム監督デビュー戦という個人にとって光栄な瞬間を東京ドームという日本野球の心臓部でできることにとてもワクワク、ドキドキしている。WBCで対戦することになる日本代表の戦力を分析する貴重な時間。日本は非常に手強い相手なのは間違いない」と話した。
強化試合に先立ち、侍ジャパンは11月6日から12日まで宮崎市内で強化合宿を行う予定だ。来年3月のWBCでは日本と韓国はともにプールC(東京プール)に入った。オーストラリア、チェコ、チャイニーズ・タイペイの5か国で総当たり戦を行い、上位2チームが米国のマイアミで行われる準々決勝に進出する。
(THE ANSWER編集部)